この日の宿は別府の心庵。
全室離れの一軒家で温泉付き、素泊まり。
旅館なのか、ホテルなのか、どちらにもカテゴライズされない新しいスタイルだった。
玄関を入ると床下が箱庭になっていた。
一階は温泉スペース。
デイベッドにもなるが、人数が多ければここでも寝られそうだ。
内風呂はヒノキなのか、木の湯船だった。
温泉は無色無臭のナトリウム系炭酸水素塩泉の掛け流し。
掛け流しの源泉は熱いため、内湯は溜めた後に湯を止めて冷ましてから、
露天は源泉を20度まで冷ました湯を加えて、温度を調節しながら入るスタイルだった。
この温度調節がなかなか難しい。
二階は広いリビングにベッドルーム。
つまるところ新築のデザイナーズ物件だ。
素泊まりなのでチェックインの時に近くの食べ物屋の地図を渡された。
別府駅前は商店街になっていて、食べ物屋が沢山ある。
宿からは徒歩10分くらいで商店街に行くことが出来た。
軽く湯浴びしてから こいのぼり という飲み屋に出かけた。
有名店らしく、有名人のサインが沢山飾ってあった。
よく見ると、蛭子さんのサインが二つ、、、
スポーツ選手のサインや顔を知らない人のサインもあったのだが、
店に来た人が有名人かどうか、一体どうやって気づくのだろうか。
ここには生簀があって、関サバ、関アジが食べられる。
関サバは臭みが一切なくてプリプリ、初めて食べたが物凄く美味しかった。
関アジも歯ごたえがあって、いつも食べているアジより断然美味しかった。
地物のタコも味が濃い気がした。
大分名物のリュウキュウととり天。
お酒は地物の麦焼酎で。
締めは大分の郷土料理、だんご汁。
たっぷりの野菜と小麦粉を練ったものが、出汁のきいた薄味の味噌汁の中に入ったもの。
すいとんを想像していたが、短くて太い麺状のものが入っていた。
一皿の量も多かったので、これでお腹いっぱいになった。
店の生簀では関サバが元気に泳いでいた。
大分の夜を満喫して宿に帰り、温泉にゆっくり浸かった。
翌朝のチェックアウトは11時だったから、朝もゆっくりすることが出来た。
ネスプレッソが部屋についていて、美味しいコーヒーも飲むことが出来た。
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