9月20日水曜日、曇。
11時少し前に宿を出た。
前日夕食を食べながらこの先の旅程を話し、四国行きのフェリーを予約しておいた。
別府港から20時50分発の八幡浜行きだ。
大阪までフェリーに乗る手もあるし、車で下関を回る手もある。
でもどうせなら、高知で戻りガツオを食べていくことにした。
佐伯からも同じ時間のフェリーが、宿毛行きで出ていて、そちらの方が高知には近い。
ただ、今回はせっかく宿を取ったのだからゆっくりチェックアウトして、お昼から半日別府を楽しむことを考えると、
佐伯まで移動する時間が勿体ないから別府港からのフェリーを選択した。
てなわけで、時間は充分ある。
まずはブリのあつめしでランチだ。
海鮮いづつというのが有名店で、行列ができるらしい。
車は近くにあるゆめタウンというショッピングモールの駐車場に停めた。
てっきり、時間いくらという有料の駐車場かと思って入ってみたら、無料という良心的な場所だったから、駐車場代がわりに薬局で買い物をしてから歩いて行った。
11時半からの開店に合わせて海鮮いづつに向かうと、丁度お店が開いたところで、女将さんらしき女性が店内にお客さんを案内しているところだった。
我々も名前を書いて、一巡目で入る事が出来た。
古いこじんまりとした海鮮屋さん、といった店構え。
お座敷に4人がけのテーブルが4つ、カウンターに椅子が8席。
我々はカウンターに通された。
関ぶりの乗った海鮮丼と、リュウキュウ丼を頼んだ。
醤油ダレのブリのあつめしを想像していたのだが、それは佐伯の郷土料理で、ここ別府では胡麻とタレで和えたリュウキュウ丼が「あつめし」のことらしい。
海鮮丼は酢飯だったが、リュウキュウ丼は温かいご飯の上に乗っているため、食べているうちにどうしても少しだけ魚の生臭さが出てくる。
生臭いのが苦手、という人には海鮮丼の方がおススメだ。
とはいえどちらも海鮮がプリプリで美味しかった。
食事の後は歩いてすぐの場所にある、別府の大衆浴場を見に行った。
明治時代に建てられた竹瓦温泉。
100円で入る事ができる、レトロな温泉だ。
この日は定休日だったのか、工事をしているようだった。
温泉までの小路もこれまたレトロだった。
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