2017年3月19日、朝8時前に起床、身支度を整える。
晴れていて、気温は7度と暖かい。
出発すると、車窓には昨日とは打って変わり自然が広がっていた。
ようやく我々らしい旅になってきた。
朝靄のかかった山には桜が咲き、どこからか焚き火の煙が上がっていた。
さすがに寒くなってきたと思ったら、気温は1度。
今から向かう十津川村は日本一大きな村で、ダムの工事が進んでいたり、新しい道が出来ていて、整備された田舎、という印象だ。
所々には、まだ昔ながらの道が残っているところもあった。
暗くて狭いトンネルをいくつか抜けるのだが、対向車と度々すれ違うため、人口も多いのだろうか。
有名な吊り橋が見えてきた。
谷瀬の吊り橋だ。
駐車場に車を停めた。500円。
地元の元気なおばちゃん達が誘導してくれる。
この吊り橋はなんと生活道路として使われていて、通学路にもなっているというのだから驚きだ。
春の装いでも寒くはなかったのだが、正直、高くて怖かった。
想像通り、揺れる。風が吹いただけでもすごく揺れる。
最近何かと高所を訪れることの多い我々。
「怖いけど全く無理だった頃よりはだんだん慣れてきたかも」
というこどらとは裏腹に、自分自身は高いところに行き過ぎたことによって、徐々に苦手意識が芽生え始めているような気もしなくはなかった。
ぞくぞくして怖いのもまた楽しいのだが、、、
まるで遊園地のアトラクションのようだ。
我々は、途中まで渡って引き返した。
眼下に流れる水が綺麗だった。
橋の後は、駐車場の入り口にある、つり橋の郷という食堂で朝ごはんを食べた。
手作りこんにゃく。柚子とプレーン。
歯応えも面白く、これは絶品。
過去一こんにゃくに認定だ。
まだ準備が出来ていなかったのにも関わらず、我々のためにその場でめはり寿司も作ってくれた。
全て一つ150円。
めはり寿司はこの辺りの名物で、出来たてだったため温かくて、この店のは中に高菜が入っていて塩味も絶妙だった。
こちらもとても美味しかった。
コメント