大寒波に愛車を走らせる
大寒波が来ると聞き、土曜の夕方に雪を求めて愛車を走らせた。
どこへ行こう。
新潟や東海が雪になりそうだが今回は時間的に遠すぎる。
山梨か、群馬か、長野くらいが定番だが妥当だろうか。
結局、有名だがあまり行ったことのない昔ながらの万座温泉あたりをとりあえず目指すことにした。
スタート地点が中央道に近かったため、中央道を須玉で降りて北上した。
清里辺りはパウダースノーで、佐久では降雪量が増えたが大雪には程遠い。
この晩の温泉は佐久で。
八峰の湯という炭酸水素塩泉、500円。
この辺りは温泉も多いが、施設はどれも一般的で、泉質も同じようだった。
一部掛け流しだが、露天は特に塩素臭が強かった。
ただ、湯上りの肌はかなりすべすべになった。
マルメロの道の駅で車中泊
先にあるマルメロの道の駅のレストランが遅くまで営業していたため、そこで夕飯を食べて車中泊をすることにした。
以前にも来たことがあるのだが、温泉付き道の駅で、レストランは味が美味しい。
温泉の印象は薄く、今回は入らなかったので報告はない。
道すがらもあちこちに見かけたが、屋根には氷柱が。
氷点下4度で寒いが、チラチラ降っていた雪はすっかり止んでいた。
大寒波は何処へ?
と思ったら、なんと、我々がいる地方の長野だけ雪マークがないではないか!
まさかの、大寒波の合間に来てしまったようだ。
とはいえ、我が家のこどらは大の晴れ女。
偶然なのか、必然なのか…
翌朝はからっと晴れていた。
氷点下の気温に澄んだ空気が気持ち良い。
前の晩にコンビニで長野の日帰り温泉施設をまとめた本を買ったため、目的地を群馬の万座温泉から、高山村の子安温泉に変更した。
どちらもマルメロの道の駅から一時間半程の距離。
群馬は雪が降っている可能性もある。
迷ったのだが、どうせこどらの行く先は晴れているに違いない。
目的の温泉が万一休みでも、近くに他の候補があるため、高山村を目指すことにした。
小布施
朝早かったため、まずは小布施でお参りをしていくことにした。
浄光寺。
早朝のひっそりとしたしめやかな空気に気持ちが落ち着く。
癌封じや縁結びで有名らしい。
パワースポットとも呼ばれるだけあり、長く伸びる石段が赴き深い。
登り切ると古い本堂があり、そこでお参りをした。
石段の下に戻ってお線香を焚き、おみくじをひくと、大吉だった。
幸先が良い。
高山村子安温泉
目指す高山村は想像に反していた。
鄙びた温泉のある山あいの村なのかと思ったら、村というよりは町といったほうが自然な程人口もありそうな所だった。
目指す子安温泉も想像に反していて、古くからある湯治場と思っていたら、新しく出来た温泉だった。
ここにも氷柱。
入浴料は500円で、こじんまりとした小さな温泉。
田舎にある洒落たロッジ風一軒家の一階が温泉になっているようなイメージで、二世代の家族経営のようだ。
泉質はナトリウム塩化物泉なのだが、特徴は耳慣れない療養泉なるもの。
鉄分の匂いがして、飲むとしょっぱいが、温泉の割には不味くなかった。
柔らかく熱めの湯。
脱衣所にも浴室にも洗面台やシャワーはなく、石鹸などの備え付けもなかった。
木造りの浴室の真ん中にかけ流しの湯船があり、茶褐色の湯が白い湯気を上げていた。
高山村にはほかにも何軒か温泉施設があるせいか空いていて、地元のお年寄りが1人2人いるだけだった。
落ち着いて入ることが出来て、なかなか良かった。
次回は高山村の別の温泉にも行ってみたい。
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