7月の三連休:草津から志賀草津高原ルートを抜けて万座温泉へ

ショートトリップ集

草津湯畑

この三連休は所用があったり、建築士さんが図面を届けに来てくれたり、中古車屋さんに行ったりしたため、日曜の夕方から、引越し後初となる車中泊旅に出掛けた。

目的地は、いつか行きたいといいつつ未だに行っていなかった万座温泉。

草津方面に向かいながら、まずは今夜の温泉を探す。
高崎や前橋あたりだと夜遅くまでやっている温泉がいくつかあるが、前橋IC付近にある天神の湯へ立ち寄ることにした。

前にも一度訪れたことがあるが、熱い源泉が気持ち良く、肌がすべすべになる。
源泉かけ流しも嬉しい。

さっぱりした後は下道で再び草津方面へ向かう。

蒸し暑い。
夏の車中泊は暑さとの戦いだ。

途中の道の駅で涼しい場所があればいいと思っていたら、草津に着いてしまった。

せっかくだから夜の湯畑でも見に行こうということになった。

時刻は11時。
お祭りがあったようで、法被を着たほろ酔いの祭り男たちが数人、パラパラと引き上げていくところだった。

夏祭りの活気の名残りと閉められた出店の屋台。古い日本家屋から漏れる薄明るい灯に翠色の湯畑がぼんやりと照らされ、漂う硫黄の香りに情緒が感じられる。

足湯にも入りたかったが、車を停める場所がない。

仕方なく湯畑を一周してから、西の河原駐車場で車中泊をすることにした。

気温は20度。
車中泊には丁度良い気温かと思ったのだが、何も掛けずに寝たところ、夜中に寒くなった。
15度くらいまで下がっていたようだ。

朝は5時半に起床した。

肌寒かったが澄んだ空気に誘われて散歩をした。
夜露が太陽の光を浴びて一斉に蒸発し、緑の香りを放っていた。

久しぶりに来てみたら、綺麗なトイレが出来ていた。

車中泊の車が多かったが、朝早くから出発する車も目立った。


志賀草津高原ルート

コンビニで朝食を買い込み、早めに高原へ向かった。

霞みがかった晴天で、木漏れ日が清々しい。

志賀草津高原ルートは火山規制のため朝8時から開通。

手前のレストハウスの駐車場で休憩した。

山の中腹まで霧がかかり、硫黄の香りが辺り一面に漂っていた。

8時まで時間があったため、鶯の合唱を聞きながら、のんびりと朝食をとった。

寒かったので鍋焼きうどんを買ってみたが、期待した程の感動はなかった。

我々が到着した時には1.2台だった車が、8時前には10台程に増え、列をなして道路の開通を待っていた。

開通時刻の少し前に巡回車が来てゲートを開けると、列をなしていた車が忙しなく走り去って行った。

一団がいなくなったところで我々も先に進んだ。

いつ来ても霧の印象だが、今回は濃霧ではなく、晴れ間も覗いていた。

硫黄の香りが強くなっていく。

湯釜あたりは駐車場も遊歩道も立ち入り禁止になっていて、火山活動を監視する車を見ながら通過した。



万座温泉日進館

規制地帯を抜けるとすっかり霧が晴れ、真夏の陽射しが眩しく輝いていた。

目指すは日進館。
老舗の温泉ホテルだ。

日帰り入浴は10時からとなっていたが、9時半頃に聞いてみたら、入ることができた。

入浴料一人千円、源泉掛け流しだ。

まずは露天の極楽湯へ。
ホテルの脇を歩いて少し下った離れにある。

高い位置にあるため、開放的。
湯は白濁しているが、刺激はなく、柔らかくて肌触りも滑らか。
仄かな硫黄の香りがする。

女湯ですら民家から丸見えだというから注意が必要か。

直射日光が肌を刺し、白濁の湯に反射して眩しかった。

いつまでも入っていたくなる衝動を抑え、一度上がる。

続いて内湯の長寿の湯へ。
丁度9時半から清掃だったため、自由に飲める天然水を飲みながら10時を待つ。

時刻ぴったりに向かうとまだ清掃中で、誰もいなかったため、写真を撮らせて頂いた。

貸切状態だった。

浴槽は、中に4つ、デッキに二つ。
苦湯やら姥湯といった5つの源泉があるようだ。
ナトリウム系の酸性硫黄泉と硫酸塩泉。

デッキは露天になっていて、こちらの方が最初に入った離れの露天よりも更に丸見えだった。

道や駐車場にいる人と目があう程。

苦湯は酸性のようで、若干カサカサした感覚があっが、草津の湯ほど強くない。

姥湯は滑らかな感触だったが、離れの露天の湯との違いはよくわからなかった。

洗い場は内湯にしかなく、中で繋がってはいないため、日帰り利用の場合には、内湯にはいってから離れに向かった方が良さそうだ。

我々が着替えを済ませて出ると、入れ違いに入っていく人がいた。

入浴料金1000円は高いと思ったが、堪能してみると納得感がある。

帰路:浅間白根火山ルート

ホテルを後にして帰路に就く。

すぐ側に綺麗な池があった。
遊歩道もあり、一周出来るようだ。

真っ青な空と白い雲、真夏の太陽。
最近の亜熱帯的な夏ではなく、子供の頃の懐かしい夏が、そこにはあった。

浅間白根火山ルートを通った。

緑に囲まれ、風が爽やかだ。
カーブを何度も曲がって暫く下ると、突如聞こえ出した蝉の鳴き声で、標高1000mを切ったのだろうと思った。

ハイウェイ代2000円程掛かるのが煩わしいが、軽井沢までぬけた。

真っ直ぐに続く道などあり、ドライブには快適だ。

嬬恋で朝取れ野菜を購入した。
キャベツと生でも食べられるトウモロコシが各100円と安かった。

トウモロコシを4本頼んだら、小さいからともう4本おまけしてくれた。

家に帰ってから早速生で食べてみたが、フレッシュで甘く、びっくりする程の美味だった。

焼きモロコシも香ばしくて美味しかった。

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