美深駅で車に戻ると、さて、次はどこに行こうか、と言うことになった。
なんとなく登別には向かっているが、この辺りでお昼でも食べるか、、、
考えた末に、このまま南下すると美瑛や富良野を通るため、以前から気になっていた富良野にある「星に手のとどく丘キャンプ場」に寄ってみることにした。
静かに夜空を眺めるためのキャンプ場で、16時半までにチェックインすると、夕食にジンギスカンが食べられると言うのだ。
電話をして聞いてみると、予約が取れた。
この日は寒く、富良野は夜には8度、夜中には4度まで下がるという。
持ってきた装備では足りないため、急遽、通り道にある旭川のユニクロでモコモコの防寒具を購入し、途中にある温泉によって頭を洗い、急ぎキャンプ場へ向かった。
思いの外に時間がかかり、チェックイン時刻ギリギリになってしまったため、近くのコンビニでワインとチーズ、翌朝に飲むようにカップのお味噌汁だけを購入し、急いで向かった。
チェックインを済ませると、ジンギスカンが食べられるのは17時からで、5分前にはロッジに来るようにと言われたため、その他の食材を買いに戻る時間はなかった。
キャンプ場は芝生の広がるきれいなサイトで、我々がチェックインしたのは遅い方だったのだが、端の方で車を平に停められるスペースのあるサイトに案内してくれた。
今回は車の中で寝るため、タープだけを貼った。
ちょうど沈んでゆく夕日がきれいに見えていた。
夕食のジンギスカンを食べている間に日が沈んでしまったため、車と夕日のコラボ写真は取ることができなかったが、ロッジから夕日が沈むのを眺めながら食事ができる。
ジンギスカンは3種類あり、ラム、臭みのないタイプ、マトンの味がしっかりするタイプ。
コドラはジンギスカンが食べられないため、臭みのないタイプと子羊を1人前ずつ頼んだが、どちらも初めて「おいしい」と言ってパクパク食べていた。
自分には少し物足りなかったから、ジンギスカン好きの人は普通のタイプを頼んだほうがいいかもしれない。
サイトに戻り火を興す。
薪を買う時間もなかったため受付で2つ購入したのだが、割高だし、湿っていてなかなか火がつかなかったため、予め用意して持参した方が良いと思う。
珍しく火をつけるのに時間がかかり、ようやく火がついたと思っても火が弱い。
ようやく火が安定した頃にはすっかり暗くなっていた。
薪の水分がシューシューと蒸発していく音がして、煙に混じって水蒸気が上がっていた。
気温8度の中、ワインとチーズで晩酌しつつ空が晴れるのを待った。
20時から21時ぐらいになると満天の星空が広がった。
頭上一面の星が感動的に綺麗だったのだが、あまりにも寒くて、車の中に避難し、ディフェンダーの後ろのドアを開け、布団をかぶりながら星空を眺めた。
このキャンプ場、大人は2人まで、友達との合流も禁止。
静かに星を眺めるためのキャンプ場ということもあり、皆静かに星空を眺め、騒いでいる人もおらず、ゆっくりのんびりと星を眺めることができた。
リラックスしたせいか、旅の疲れもあってこの晩はいつの間にやら寝ていたようだ。
翌朝は6時起床。気温7度、曇り。
遠くに雲海が見えていた。
夜は薄い羽毛布団1枚では少し寒かった。
自衛隊の夜間演習があると聞いていたが、ぐっすり眠っていて気がつかなかった。
起き抜けに持ってきていたコーヒーを沸かし、前日に買ったお味噌汁を飲んだ。
風もなくサイトが空いていて場所があったため、久しぶりに少しだけバトミントンをした。
片付けをして、8時に出発した。
【この日の行程1: 上湧別からスーパー林道を抜けるまで】
【美深駅からキャンプ場まで】
コメント