おすすめのヌルヌル温泉:山梨の秘湯「奈良田温泉:白根館」

718ボクスター

温泉好きの我々、日本全国津々浦々の温泉を、車中泊で巡る車旅が趣味である。

そんな温泉好きが高じて温泉ソムリエになったものの、よく考えたらあまり温泉に関する記事をあげていなかったことに気がついた。

我々の温泉の趣向としては、夏には硫黄のさっぱり感も好きなのだが、年間を通して好きな温泉がヌルヌル系

このブログでも過去に全国でおすすめのヌルヌル温泉を紹介している。

全国のヌルヌル温泉 我流おすすめトップ5(2021年2月現在)
日本全国を車中泊しながら温泉巡りするのが趣味の我が家。白濁の硫黄泉も好きだが、ヌルヌル温泉も大好き。と言うことで今回は、最近アップデートしていなかった、今まで我々が訪れたヌルヌル温泉の中から印象に残っているおすすめのヌルヌル温泉トップ5(2...

この記事を書いた時にはまだ行ったことがなかったのだが、今年になってから訪れた「白根館」が良かったので紹介したいと思う。

白根館へ辿り着いた経緯

実は我々、山梨にある奈良田にはたまに通っている。

奈良田は南アルプスの玄関口になっていて、早川からくねくねの谷の道を進んでようやく辿り着く、まさに秘境。

そんな秘境の地で我々がいつも訪れていたのは、前述の記事内でも紹介している日帰り温泉施設「女帝の湯」だ。

過去に訪れた全国のヌルヌル温泉の中でもトップクラスのヌルヌルさを誇る、、、

と思っていたのだが、温泉というのは生き物ゆえ、ここ最近の女帝の湯はヌルヌルさ加減が薄くなっている気がする。

以前は湯船に入った時に体にまとわりつくようにできていた細かな水疱も最近ではあまり感じなくなってしまった。

そんな中で前回訪れた時のこと。

以前のヌルヌルさが記憶に残っているために、何だが寂しく、物足りなさを感じてしまった。

するとコドラ、

「ねえ、前からずっと気になりつつも行ったことがなかった白根館に寄ってみよう」

と言い出した。

白根館というのは同じ奈良田にある温泉宿で、評判が良いことは知っていたのだが、行ったことのない温泉だった。

というのも我々、いつも日帰りで利用するため、宿が数時間だけ日帰り入浴を受け入れているような温泉だと、どうしても気後れしてしまう傾向にある。

奈良田には女帝の湯という日帰り専門の施設があり、入浴料も半額で上質なヌルヌル温泉に入ることができるために、今まで白根館に入ろうという気になっていなかった。

この日も自分はさほど乗り気でもなく、コドラがどうしても入るというので付き合いで立ち寄ることにしたのだが、、、

結果からいうと、ヌルヌル温泉の中で我々史上ダントツ1位の温泉だった。

奈良田温泉「白根館」

実はこの白根館、以前は宿だったのだが、現在では日帰り入浴施設になっていた。

入浴料は一人1000円。

営業時間は10時半から16時までと短めではあるが、9時から10時20分までの間は予約制の貸切利用をしている。(2022年7月現在)

泉質は含硫黄ーナトリウムー塩化物泉。

注ぎ口で43度以上あるトロトロでヌルヌルのお湯が湯量豊富にドボドボと湯船に流れ込んでいる。

ヌルヌル具合は過去最高レベル硫黄の香りがすることから、湯の感じでは寸又峡と似ているのだが、

100%源泉掛け流しの混じりっけのない湯が、ヌルヌル温泉では珍しく高温で楽しめるところが、熱い湯好きの我々にとっては最強だった。

しかもこの湯、天候などによって、透明・グリーン・白濁と色が変わるそうだ。

露天(貸切だったので撮らせてもらった)
内湯入口
内湯
待合スペースには囲炉裏があった

奈良田温泉白根館の魅力は下記。

  • ヌルヌル最高レベル
  • 硫黄の香りがする
  • 源泉掛け流し100%
  • ヌルヌル温泉なのに湯温が熱め
  • 貸切もできる
  • レトロな秘境感のある雰囲気

この温泉の効能は下記。

糖尿病・アトピー・湿疹・冷え性・筋肉痛・関節痛・自律神経不安症など

硫黄のクレンジング効果と塩のパック効果が同時に得られる美肌温泉だ。

白根館への車情報

以前は奈良田の里へ行くまでの道はクネクネした長い一本道をいったため、運転好きには嬉しいワインディングの続く道だった。

それが最近ではクネクネの旧道が封鎖されて長いトンネルができているため、

個人的にはドライブの楽しみが減ってしまったものの、一般的には以前より運転しやすくなっていると思う。

駐車場は白根館の前にもあるが、町営の駐車場もあるため不便はない。

白根館の前には屋根付きのスペースも
町営の駐車場

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