能生を出たのは16時半だった。
日本海沿いに海岸に出られる場所があったので寄ってみた。
白い波が綺麗だったが、春の日本海は穏やかだ。
アイスボックスの中に持ち帰ってきた蟹があるため、今日中に東京の自宅へ帰り着きたいのだが、
久しぶりの念願の旅だし、このまま高速に乗ってしまうのも味気ない。
関越を目指し、しばらく一般道を進むことにした。
途中の十日町には、街中にまだ雪が残っていた。さすが雪国。
山道を登ると、この辺りの棚田で雪が溶けて、田んぼの一部が見えていた。
以前、冬に棚田を見にきた時には雪に覆われて見られなかったから、
思い掛けずに棚田を見ることが出来たのは嬉しかった。
2016秩父から長野・新潟の車中泊旅7(完) 十日町の棚田
山の上にはまだしっかりと雪が積もっていて、この春先に夏の国から帰国した我々にとっては、
これまた思い掛けない冬の体験が出来た。
結局、六日町から高速に乗り、自宅に着いたのは同日の23時だった。
能生で買ってきた蟹を肴に地酒を嗜むという贅沢を味わった。
この頃には蟹はほぼ自然解凍されていて食べ頃になっていて、
カニ酢を作って付けて食べるのだが、この食べ方が一番美味しいかもしれない。
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