能生へ到着したのは14時半過ぎ、草津からは4時間の道のりだった。
1日で一番暖かい時間帯だが、流石に新潟、しかも海沿いのため寒かった。
訪れたのは我が家がよく立ち寄る道の駅、マリンドリーム能生。
いつものかにや横丁。
いつもの魚屋の光景。
少し店のレイアウトが変わっていたり、新しくテイクアウト用の惣菜屋さんが出来ていたりはしたが、雰囲気はいつもと変わらずで安心した。
賑わっている時はもっと賑わっている気はするが、コロナの影響で閑散としている感じではなかった。
ただ、魚屋では、いつも来ると買って食べるボタンエビが売っていなくて、最近この辺りではボタンエビが獲れないのだそうだ。
エビは諦めて蟹を食べることにした。
我々はいつも、かにや横丁で解凍された蟹を買うことにしている。
一度魚屋で生きた蟹を茹でてもらったこともあるのだが、かにや横丁の解凍の蟹の方が味が濃くて美味しいからだ。
獲れたてを船の上で冷凍している蟹の方が、弱った状態で店先に並んでいる蟹より美味しいということなのか、
冷凍する方が味が凝縮されて美味しくなるものなのか、、、その辺りの理由はよくわからないのだが。
この日は大きい蟹を1つその場で食べ、実家と自分たちように1つつづ買って帰ったのだが、もう1匹おまけでつけてくれた。
それから前日の売れ残りなのか、
「この足はそんなに良い物ではないから酢の物にして食べて」
と言って、蟹の足も2杯分袋の中に入れてくれた。
持ち帰りの蟹はお店に預けて、待望の蟹を食べる。
コロナもあるので裏手の広場で食べようと思っていたのだが、寒かったので蟹小屋で食べることにした。
混んでもいなかったし、感染対策で風通しも良くなっていた。
その場で食べると蟹味噌は半分凍っているため、寒い時期だと、食べ終わる頃には体が冷えてしまう。
とはいえ蟹は甘くて、淡白なのにしっかり味がして、蟹味噌は濃厚で、何度でも能生に足を運んでしまう。
蟹のあとは道の駅の2階に海鮮丼を食べに行くことにした。
蟹のお陰ですっかり冷えた体に、温かいものが食べたくなったからだ。
2階には食堂が2つあるのだが、今は時短営業で16時までのところを、15分前に滑り込みで入ることができた。
客席はアクリル板で仕切られていて、思った以上にお客さんが多い気はしたが、
それでも、それぞれが離れて座ることができるくらいには空いていた。
刺身定食と番屋ちらし。
先に美味しい蟹を食べてしまったせいか、ちらしの上にに大量に乗っている蟹の味が、先程食べてきた蟹よりも落ちるような気がしたのだが、刺身は新鮮でどれも美味しかった。
アラの味噌汁が冷えた体に染み渡った。
食事の後に1階の土産物屋で地酒を買い込み、16時半に車に戻った。
この春先の時期に来たのは初めてだっただろうか、、、広場にはタンポポが咲いていた。
コメント