最近友人と昔乗っていた車の話をしたので、久しぶりに昔の愛車のことを記事にしてみたいと思う。
まだ国産車が280馬力の自主規制があった時代、TOYOTA系の車を扱うレーシングショップのTOMSが、カタログ値330馬力でAristoをTurningして販売した。
純正で、車高調がついていた。
スピードメーターは280km/hのフルスケール。
ドアに貼られるタイヤの指定空気圧には、誇らしげに“275”の数字が貼ってあった。
国産車で一番太いタイヤを履いていたNSXとFDのRX-7ですら255だった時代だ。
我が家でこの車を購入した時、ブレーキはTOMSの純正で強化パッドが入っていたのだが、80スープラ用の4ポットキャリパー&大径ローターに交換した。
さらに、自分でもフロントパイプを別途購入し、耐熱テープを巻いたりして、拘りのチューニングを施したりした。
今思うと我ながら大胆なことをしたと思うが、自分で内装をばらして社外のデジタルメーターを埋め込んだりした。
そんな思い入れのあるアリストで、よく湾岸線などに走りに行ったものだ。たまに行ったサーキットでは高速域でも安定してハンドルをきれる安心感が良かった。
この時初めてミシェランのPilot sportsをはいたが、とても印象がよかった。
例えるならば、高速域での感触がヨコハマタイヤのネオバのような感じだったのである。
ジムカーナの速度域でネオバを使ったことはあったが、あの限界域で粘るような感じが好きだった。
高速コーナーなどでハンドルから伝わってくるステアリングフィールが、まさにその感じに似ているのだ。
純正でマグネシウムホイールが装着されておりPilot sportsと相まって楽しいハンドリングを味わさせてくれた。
電子制御さえなければ、、、ではあるが。
ただ、唯一の欠点は4速オートマしかなかったこと。
そのパワーを効率的に使いきれるトランスミッションが、その当時TOYOTAになかったのが残念である。
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