西吾妻スカイバレーとイタリアンランチ
山形から福島までは西吾妻スカイバレーを走った。
白布峠ではバイクと車の衝突事故があったようで、警察が来ていた。
この道も山並みが綺麗で、檜原湖が見下ろせた。
山を降りるといよいよ五色沼なのだが、時刻は13時。
まずはお昼を食べることにした。
五色沼付近に数件しかないレストランはどこも行列が出来ていた。
ビジターセンターの無料駐車場に車を停めて、そこから一番近いイタリアンレストランに入ったのだが、待ちの順番は6番目で、テーブルに通されるまで45分待ちだった。
なかなか美味しかったのだがお値段は観光地価格なのか若干高め。
スプーンが用意されていないのと、日本では珍しくかなりのアルデンテであることを考えると、イタリア流なのだろうか。
待望の五色沼ボート
食後に、五色沼へ向かうべくビジターセンターから遊歩道を歩いて行くと、
我々が冬に来るといつも停める方の駐車場に出た。
初めて人の沢山いる五色沼の光景をみて、正直言って驚いた。
レストハウスではお昼が食べられるという事前情報はあったのだが、
いつも冬の夕方にばかり来ていたため閑散としていて誰もおらず、、、
レストハウスはすっかり廃れて廃墟になっているようなイメージがあって、今回並んででもイタリアンレストランに入ったのだが、、、
なんだ、レストハウスがやっているのなら、時短のためにもこちらに来れば良かった。
人で賑わう五色沼で、この日、待望のボートに乗ることが出来た。
岸から見えている範囲はそれ程広くないのだが、湖は奥にも続いている。
五色沼というのは正式には五色沼湖沼群と言い、複数の沼の総称だ。
ここは一番大きい毘沙門沼。
湖によって見える色が異なるというが、この毘沙門沼一つだけをみても、光の加減なのか水の色が違って見えた。
ボートは手漕ぎで、時間は30分か60分を選べる。
我々は勿論60分にしたので、安全のためなのか新しいボートを回してもらえた。
沼が広く、奥まで行ったり、より早く漕げる漕ぎ方の練習をしたりして遊んでいるうちに、あっという間に1時間経ってしまった。
ボートを降りて高い場所から見下ろすと、また水の色が違って見えた。
本当は五色沼の散策路を歩いてみたかったのだが、夕方は熊やアブの活動時間になるし、何より暑いためやめておいた。
レストハウスで五色沼ソフトと桃ソフトのハーフアンドハーフを買った。
五色沼ソフトは塩味で、ソルティさとフルティさとがちょうど良い塩梅で美味しかった。
車に戻り、ナビを入れると自宅まで6時間の距離だった。
時刻は16時だったから充分に帰れる距離だ。
この日は3連休半ばの日曜だったから、この日中に帰れば翌日は1日体を休めることもできるし、
このまま旅を続けて、どこかであと1泊することもできる。
もし旅を続行する場合には、真夏の車中泊には涼しい場所をみつけなければならないため、
行き先の選定が重要になってくる。
さてどうするか。
迷った末に自宅へ帰ることにして、途中にあるいわきに硫黄泉をみつけたので行ってみることにした。
いわき さはこ湯
往路と同じ猪苗代磐梯高原ICから磐越道に乗り、いわき湯本で降りた。
下道を10分くらいの場所にある さはこ湯 が、この旅最後の温泉だ。
駐車場はあるのだがスペースがなく、徒歩6分の場所にある石炭化石館の駐車場も利用できるというのでそちらに車を停めた。
どんなところかよく知らずに駐車すると、建物の方から不気味な音がして驚いた。
古い炭鉱から聞こえているかと想像するから尚更不気味に思えたが、後から調べるとこの施設内の擬似坑道で、それらしい音を再現していたようだ。
さはこ湯の館内には冷房がなくて暑く、建物のレトロな雰囲気と相まって昭和の夏にタイムスリップしたかのようだ。
それでも硫黄泉の源泉掛け流しを230円で堪能できる公衆浴場とあって混み合っていた。
内湯のみの小さい施設で、湯船は2つ。
大きい方は43度くらいで、小さい方は熱かったので45度くらいだろうか。
硫黄泉とはいえ柔らかい湯だった。
旅の最後に熱い硫黄泉に入ることが出来たのは嬉しい限りだ。
湯から上がると19時で、すっかり陽が暮れていた。
常磐道で一路東京へ向かう。
ライトの無い暗い高速道路だったが、空いていてストレスフリーだった。
途中のSAで大洗の干物定食をたべて、首都高の夜景を眺めながらの帰路となった。
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