国道32号線を進み、帰路に就く。
途中にある南国の道の駅に立ち寄り、高知の新米とニンニクを買ってから高速に乗った。
ニンニクと言えば青森が有名だが、高知のニンニクもジューシーで美味しい。
さて、問題はその後のルートだ。
高松の温泉付き道の駅で車中泊をして、しまなみ海道を通って岡山に出るか、
それとも徳島まで行って明石海峡大橋を渡るか、、、
こどらが明石焼きが食べたいというから、今回は徳島へ向かうことにした。
ビンビ屋でご飯を食べる手もあるが、そのまま高速で本州へ向かい、前から一度行きたいと思っていた有馬温泉に寄ってみることにした。
鳴門海峡に差し掛かる頃には日が暮れていて、夕陽の名残りで空が紅く染められていた。
夕食は淡路SAで明石焼きを買おうと思っていたのだが、
19時過ぎに到着すると、残念ながら明石焼きの売店は既に閉まっていた。
いつも観覧車に釣られてハイウェイオアシスに行ってしまうのだが、この日は初めてSAのレストランに入った。
明石のタコの釜飯と鯛の天丼を食べたがどちらも美味しかった。
食事の後、外に出て景色を眺めた。
緑の香りのする風が吹いてきて、何とも心地良い。
初秋というのが一番良い季節かもしれない。
お腹も満たされたところで本州へ渡ると、都会の夜景が近づいてきた。
有馬温泉には20時半前に辿り着いた。
日帰り温泉施設に駐車場はないため、近くの駐車場に車を停めた。
向かった先は金の湯。
時の天皇や著名人が入ったという有名な湯だ。
一度訪れたいと思ってはいたのだが、ここもすっかりアジアからの観光客だらけだった。
入浴料は650円、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉。
茶褐色の湯は透明なのだが、空気に触れることで変色するという。
銀の湯には行かなかった。
湯上りには、組んだ指がするっと抜けてしまうくらい肌がすべすべになった。
今回の旅でここまでに入ってきた温泉の複合効果もあると思うのだが、この湯が良いことも間違いない。
有馬温泉を出てからは、しばらく下道を行った。
宝塚歌劇場の脇を通ったが、どこが劇場なのかはよくわからなかった。
兵庫から大阪に入る。
中国自動車道の脇を2号線が走っていて流れも良かったから、そのまま下道を進んだ。
大阪府内を走るのは緊張するよね、とこどら。
ウィンカーを出さずに割り込んで来たり、道の脇に二重・三重に駐車している車がいるため、運転により注意が必要だからだ。
結局茨木ICから高速に乗ったのだが、途中で通り過ぎた茨木駅は新しい近代的な建物で、夜遅くにも関わらず若い女性の一人歩きが多かったので、あの辺りは繁華街なのだろうか。
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