酷道と名高い439国道を東へ向かい、剣山の傍を抜けて徳島へ向かう。
どんな酷道なのかと半ば楽しみでもある。
所々で車一台がやっとの狭さ。道もガタガタ。
古い民家が両側にギリギリまで立ち並ぶ狭い場所もあるのだが、国道のせいか県道よりも多くの車に行き交うから厄介だ。
おまけに携帯の圏外である。
しばらく走ると奥租谷のかずら橋というのが出てきた。男橋と女橋があって、夫婦橋とも呼ばれているらしい。
先程渡ったかずら橋より小ぶりのようだが、こちらも良さそうだ。
今回は時間の関係で残念ながら通り過ぎた。
剣山を抜けて438号線に入っても悪路具合は大して変わらず、天候も悪化して濃霧になった。
それにしても今回の旅は、なんとも霧に好かれる旅だ。
前日と違うのは、霧に光が射し、真っ白く輝いていることだった。
霧の濃さはこの日の方が濃いのだが、明るさのお陰で運転しずらさはそこまででもなかった。
落石注意の看板どおり、小石が散乱していた。
国道なのに葛折りでヘアピンカーブも連続していた。
三時間くらいで徳島へ入った。ようやく国道らしくなる。
徳島は台風の影響で道が泥だらけ、田んぼの稲も倒れていた。
438号は冠水していたようだ。
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