2016春のはじめの熊野古道3 高野山

ディフェンダー2016熊野古道の旅

翌朝は6時半起床。晴れ、10度。

肌寒いが陽射しは暖かかった。

春の訪れを告げるように鶯が鳴いていた。

この柿の郷くどやまという道の駅は静かで、よく眠ることが出来た。

街外れの川沿いだにあるのだが空気も良い。

外に出て、思わず深呼吸をした。

この朝は7時に出発した。

ここから高野山を抜けるため、朝ご飯は念のためにと、昨晩通りすがりのコンビニでおにぎりを買っておいたのだが、正解だった。

ところでこのおにぎり、巻かれている海苔が味のりで驚いた。

そういえば、関西はおにぎりに味のりを巻くと聞いたことがある。

窓を開けて走ると、すぐに鼻の具合が悪くなった。

寝ている間から鼻が詰まってはいたのだが、すぐに合点がいった。

和歌山は杉が多いイメージはあったのだが、多いどころか周りをすっかり杉山に囲まれていたのだ。

急いでマスクを着用した。

金剛峰寺付近には8時に着いた。

気温は3度、震える寒さだ。

ディフェンダー

早春に咲く椿の傍らには、まだ雪が残っていた。

ここでの修行は厳しいのだろうが、特に真冬には想像を絶する過酷さなのだろう。

平安時代からこの地があると思うせいか、荘厳な趣を感じる。

鮮やかな建物もあるが、質素な方が古さの中に伝統技術が映える気がして好みだ。

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