ポルシェ試乗記:マカンのインプレ

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少し前になるが、ボクスターの一年点検の代車でマカンに乗った。

乗ってみるまでは、正直言ってマカンはあまりポルシェっぽくないし、何故人気なのだろうかと思っていたのだが、乗ってみたらかなり良かった。

というのも、ボクスターとも通じるポルシェらしさが特にハンドリングにあったように感じた。

貸し出されたマカンは素の2リッターターボの7速のPDKのグレードだったのだが、20インチのアルミホイールにエアサス、スポーツクロノパッケージ、ACC、レザーインテリアなどなど、オプションがかなり施されていた。

乗り心地としては、これはポルシェ全般に言えることだが、高級車のような座り心地の良さはない

長距離を走るならランドローバーの方が断然疲れない。

ただ、すーっと動くスムーズな走りと安定感がポルシェなのだと感じる。

特にカーブを曲がった時のフィーリングが、何というか路面とハンドルと車体が一体になってくっついているような(実際にくっついていはいるのだが…)、ハンドルを切ったら切った分だけ自分のイメージ通りに曲がっていく。

マカンはポルシェでありながら車高が高いため、下面を擦ることを気にせずに走れるのも手軽でいい。

大き過ぎず、サイズ感もちょうど良い。

乗車前は2リッターターボと聞いてパワーはそんなに無いのかなと思っていたが、高速でも十分以上の力があった。

おそらくこれは賢いPDKの制御もあるのだと思う。

運転が上手くなった気がして走るのが楽しい、とコドラ。

駐車の時に上から周りが見えるので止めやすく、安全装置もついているし、運転が得意とはいえない人でも運転しやすい車だと思う。

ちなみに、今回借りたマカンにはスポーツクロノのストップウォッチがオプションで白になっていたのだが、夜にフロントガラスに反射して視界が悪くなる。

これはボクスターを買った時にも気にした部分で、我が家のボクスターはメーターパネルのみホワイトのオプションで、スポーツクロノ部分は標準の黒のままにしたのだが、これは大正解だった。

今回のマカンは二日間借りていて、高速から街中の渋滞、軽い山道などを走ったが、結論から言うとかなり好印象だった。

もし一台しか選べない状況で、実用性が高くポルシェの走りが欲しい、という人には絶対的におすすめな車である。

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