伊勢神宮内宮
伊勢神宮の外宮でしっかりと癒された後は、続いて内宮へ向かう。
時刻は6時40分。少し人出が増えていた。
空が晴れていて、空気が爽やかだった。
内宮のほうはとにかく広い。
よく手入れの整った日本庭園が見事だった。
今日何度目になるかわからない鳥居の端をくぐりながら砂利道を歩く。
前回我々が伊勢神宮に参ったのは20年に1度の式年遷宮の時。
2人ともその時が初めてだったのだが、当時は、あまりにもパワーが強くて逆に疲れる気がすると、わかったようなことを言っていたコドラ。
今年はついていないことが多いため、歩いているだけでパワーがもらえる気がすると喜んでいた。
ただ、内宮は外宮に比べて敷地が開けているせいか、外宮の方がより癒しのパワーが強い気がする。
そんなことを話しながら正宮を訪れた。
ここに天照大御神が祀られている。
外宮でもそうだったが、正宮の社を覗き見ると、厳かな雰囲気が漂っているのがわかる。
こちらも参道には樹齢何百年も経っていそうな太く高い木が立ち並んでいるため、辺りにマイナスイオンに溢れている気がする。
日本全都道府県の旅を制覇している我々、まだまだ行っていないところや知らないところもあるとは思うが、今までに訪れた場所の中で伊勢神宮と上高地の2ヶ所は、パワースポットと言われる理由がわかる。
途中で川に橋がかかっていて、渡った先にも社があった。
風日祈宮というらしい。
風雨を司る神だと言う。
我が家は川に近いし、過去には台風で物置を吹き飛ばされた経験もあるので、しっかりお参りしておいた。
新緑が川面に写る景色もまた綺麗で、やはり伊勢参りは早朝に限ると思った。
実は我々、お参りの途中から邪念が湧いていた。
コドラはこの後食べる赤福のことで頭がいっぱいになっていたと言い、自分は復路で立ち寄る静岡で食べる魚介で頭がいっぱいになっていた。
煩悩だらけでダメダメだね、と笑いながら内宮を後にしたのは7時半だった。
赤福を食べに
内宮を出てすぐのところにあるおはらい町通りを歩くも、どの店もまだ閉まっていた。
おいしそうな店が並んでいたため少し残念ではあったが、人がいない分ゆっくりと見物しながら歩くことができた。
商売繁盛のお守りだろうか、店の軒下にかけられたしめ飾りの上にはツバメが止まっていた。
ここにあるスターバックスもなかなか良い雰囲気だ。
この道の奥に赤福の本店があり、そこは朝5時から空いている。
我々は川沿いの縁側に座り、赤福を食べた。
前回の伊勢参りのときには内宮を出てすぐのところにある赤福で食べた。
少し歩くがこちらの本店の方が雰囲気がある。
ただ、気のせいかもしれないが、前に食べた時よりも餡が乾いているような気がしなくもなかったが、それでも十分においしかった。
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