2019年9月20日
この日は12時25分の便で東京へ戻ることになっていた。
朝8時に起きて窓を開けると、夜中に降り出した雨は止んでいたが、風は相変わらず強かった。
石垣島最後の朝食は沖縄のものを取った。
近づきつつある台風の風で飛ばされないように、プールサイドの椅子がくくりつけられ、パラソルは仕舞われていた。
本当は部屋でゆっくりしてから空港へ向かう予定にしていたのだが、何があるかわからないため、10時にチェックアウトをして空港へ向かった。
このくらいの風であれば通常通り運航するとは思っていたが、飛行機が着陸していたからまだ大丈夫のようだ。
ホテルから空港までは、位置関係的に前日に通らなかった島の南側の海沿いの道をドライブすることになる。
空港の案内看板はないのに、昨日行った展望台の看板が何度も出てくるのが観光地である石垣島らしい。
マングローブカヌー屋の前を通るとレンタカーが溝にハマっていて、先日のカヌーガイドさんが携帯電話で何やら状況を説明しているようだった。
道沿いに石垣島のお墓があって、実はずっと気になっていたのだが、大きく、しっかりした石造りの変わった形だった。
レンタカー屋さんは空港のすぐ近くなのだが、その目と鼻の先にガソリンスタンドがあった。
島だからか価格は高かったが、プロボックスの燃費は15.8だった。
レンタカーを返してバスで空港へ送ってもらう車内のラジオで、先ほど見かけたカヌー屋さんの前でおきていた事故が「観光客のレンタカーが側溝にハマった」と、ニュースで流れていた。
滞在中に拾ったタクシーのラジオからは、亡くなった人の住所や名前が流れていたし、石垣島のラジオやニュースはかなりローカル感が強かった。
空港につくと入口付近まで人で溢れていた。
機体の小さな那覇行きが、遅延したり、天候調整中のため足止めされているせいだった。
お昼を食べたくて、フードコートのようなところがあるにはあるが、あまりの混雑に椅子には座れなかった。
ミルミル本舗の店舗が入っていたため、チーズバーガーを単品で買って、搭乗口の椅子で食べた。
この肉厚なのに滑らかなパテは意外性がある。
羽田行きは搭乗案内までに20分遅れた。
更に機内で荷物の搭載遅れやら、一家族が来ていなくて待ったりしているうちに風が一時的に強まり、滑走路へ向かう前に停止してしまった。
止まっている間も機体が風で揺れていた。
隣に見えたJAL便はジンベイザメのペイントが施してあったのだが、真下から見るとお腹にコバンザメが描かれている、と、カヌーガイドさんが言っていた。
ここからでは見えないのが残念だ。
13時15分から再び飛行機が動き始める。
飛び立った後は台風による揺れはなかったが、雲が高い位置まで湧くように上がってきていた。
この日は丁度空の日だったらしく、機内で記念のタグが配られた。
16時に羽田に着くと、傾いた陽の光が虹色に海に反射していた。
東京は晴れていて気温は25度。
沖縄では長かった日が、こちらではもう短くなっている。
今回はいつもの車旅ではなかったから疲れたが、初めて訪れ、今後も滅多にいかないであろう沖縄に行くことが出来たのは、楽しかったし、とても良い体験になった。
今度行くときには美ら海水族館やリゾートホテル内で一日中ゆっくりすると思う。
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