2019年9月18日
朝6時に起きて、朝食を食べにレストランへ向かう。
ここの朝食もビュフェで、沖縄料理や和食の朝ごはん、コンチネンタルブレックファーストが食べられる。
我々は沖縄のものを中心に、南国フルーツなどを食べた。
この日のアクティビティはマングローブのカヌーだ。
朝8時からのツアーで20分前集合だったのだが、道の選択を間違えて市街地を抜けてしまったために、思いの外混んでいて10分前に到着した。
我々の他には一人旅なのか20代と思しき男性が1人既に待っていたため、バタバタと支度をしてカヌーに乗り込んだ。
カヌーに持っていける持ち物は、メガネやサングラスなど身につけるものだけ。
帽子は飛ばされるからと、貸し出し用のキャップにかぶり直した。
携帯は防水ケースを貸してくれるためそこに入れて首から下げた。
まずは川を漕いでゆく。
両岸に生えているのがマングローブだ。
ガイドさんによると、マングローブとは水の中に生える植物の総称のことを指すという。
枝から空中に垂らした根から養分を吸収するらしい。
海水から吸い取った塩分は犠牲になる葉に蓄え、その葉が黄色く枯れて落ちるしくみだそうだ。
最初は水が澄んでいたのだが、漕ぐに従いだんだん緑色に濁っていく。
マングローブが自生している川は海水と淡水が混ざっていて、流れがあまりない。
そう聞くと何だか臭くなりそうに思えるが、匂いは全くない。
というより、海の匂いすら一切しない。
海から海の匂いがするのは、腐った水の匂いなのだと聞かされて唖然とした。
川の水深は浅く、大人の胸の高さだそうだ。
しばらく川を漕いだ後は、マングローブの下をくぐったり、洞窟に入ったりした。
洞窟にはコウモリと川ガニがいて、パドルで砂地を叩くとハゼが飛び跳ねた。
カヌーの上からガジュマルの木の根元を見たのだが、この根には守り神の妖精がいるといわれているらしい。
木には長細い種が出来ていて、それが重みで落ちて土に刺さると赤ちゃんマングローブが生えてくるという。
途中で日本最大の蝶を見た。
オオゴマダラという白い蝶で、凧のように空中をヒラヒラ舞う珍しい飛び方と、蛹が金色なことから乱獲され、一時期数が減ったこともあるらしい。
最近はまたその姿が見られるようになっていたのに、新しい橋の建設が始まった途端に数が減ったという。
石垣についてもガイドさんが話してくれたのだが、石垣には大学がなく、島から出て行く人も多いが、移住してくる人も多いため、人口の増減があまりないらしい。
台風がくると抜けるまでに3日かかり、停電になったり、車が飛ばされたりするという。
台風の前にはガソリンを満タンにして家の荷物を車に積み込み、重くしてしのぐらしい。
石垣は台風被害に良く遭うため、サトウキビ以外はほとんど農作物を作っていないらしく、
台風の間島が孤立するとすぐに食料不足になるが、かといって台風が全くないと水不足になって居酒屋が営業できなくなったりするのだそうだ。
全部で1時間ほど漕いだだろうか。
陽射しが強くて蒸し暑かった。
10時半にカヌーツアーが終わり、一旦ホテルへ戻った。
前日から気になっていた青の洞窟シュノーケリングツアーの広告があり、フロントで確認すると午後の部に空きあったため参加することにした。
13時5分にホテルまで迎えに来てくれるため、水着の上にTシャツを着て、フロントでタオル借り、飲み物だけ持参でいけば良いという。
ツアー時間までまだ時間があったため、ランチはホテル近くの丘の上にある、みるみる本舗という店に石垣牛のハンバーガー食べに行った。
ここはジェラートが有名で、丘の上から海を眺めながら食べることが出来る。
ハンバーガーとミルクコーヒーとジェラートがセットで1100円前後だった。
ハンバーガーは大きくて分厚いパテが美味しかった。
風が強く、塩が飛ぶのか、景色が霞んでいたのが残念だった。
食後にジェラートを取りに行った。
ミルクと塩黒糖のクリーミー系と、シークワーサーとドラゴンフルーツのさっぱり系の組み合わせを選んだが、4種類とも全て美味しかった。
ジェラートは暖かくて強い風に吹き付けられるとすぐに溶けてしまうため、急いで食べなければならなかった。
食べ終わってもツアーの時間までまだ余裕があったため、これまた近くにあるバンナ岳の展望台へ行ってみた。
エメラルドグリーンの海が見渡せると謳っているのだが、、、
ガスっていた。
何しろ結構な強風だ。
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