大寒波の出発
金曜の夜、23時半に自宅を出た。
気温は氷点下1度。
東京の夜に氷点下とはかなり寒い晩だった。
少し前に降った雪によって、ピキピキと乾燥し、肌を刺すような寒さは多少和らいではいるものの、
骨の芯から冷えるような嫌な寒さは健在だった。
関越道に乗って上里SAに辿り着く頃には睡魔に襲われて、後ろのベッドスペースに倒れ込み、
カーテンもつけずに就寝した。
駐車場の一番端に停めたはずなのに、朝起きてみたら何故だか車に囲まれていた。
ああ、そうだった。
埼玉は人口が多いせいか、駐車枠がない場所にも車を駐車するということを忘れていた。
一台去ってもまた一台と忙しなく、あまりに近距離に接近して停めてくるから、身支度を整え次第、外には出ずに急いで出発した。
出口に近い場所は空いていたから、停めるべき場所を間違えたようだ。
上里を抜けるとすぐに群馬県に入る。
朝の7時、気温は氷点下2度だった。
上信越道に入ると、佐久平までは雪があまりなかった。
朝食は佐久平で済ませた。
朝定食はなんだかイマイチな写真に見えてしまったため、山賊焼定食を食べた。
味は美味しかったのだが、食堂はやけに寒いし、温かいお茶はなく、震えて待った。
7分掛かります、と言われた割に20分くらいしてやっと呼ばれと思ったら、
「○番の方、どうぞ」
と言われた。
「お待たせしました」と言う一言があるのとないのでは全然印象が違うと思うのだが。。。
松代荘
この日の朝風呂は、松代にある、信玄の隠れ湯だという松代荘に行くことにした。
前回北海道旅行のあとに迷って、結局別の場所に立ち寄ったのだが、ここも候補でその時からずっと気になっていた。
長野は流石に雪景色だったが、大寒波なぞどこへやらの晴天。
松代荘は入浴料510円の源泉掛け流し。
国民宿舎だが日帰り入浴も出来る。
含鉄ナトリウムカルシウム塩化物泉の高張性温泉で、中性。
もくもくの湯煙りと茶色い湯が印象的だった。
タイルや湯の吹き出し口に温泉の成分である炭酸カルシウムの塊りが付着していた。
鍾乳洞の中でよく見かけるような、自然に凝固して出来たものだ。
含鉄の高温のため体も温まり、気持ちがよかった。
湯が口に触れるとしょっぱく、鉄の香りがした。
湯から上がると、シナノゴールドなど長野産3種類のりんごを使ったソフトクリームを食べた。
ソフトクリームのようなクリーミーさはないが、シャキシャキ感のあるシャーベットみたいで美味しかった。
11時に着いて、少しゆっくりして、12時に再出発した。
相変わらずの晴天で、気温は氷点下4度からプラス2度まで上がっていた。
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