シックスセンシズ:2日目のディナー
2日目にして早くもディナーに飽きがきた。
というのも、レストランが一つしかなく、メニューが同じだからだ。
食事面からいっても、もう少しいたいくらいで帰るのが良いことから言っても、2泊というステイは丁度良かった。
この日はイタリアンのメニューからペペロンチーノを選んだ。
想像とは違う味で、パスタとしてではなく、ベトナム焼きそばとしてであれば美味しかった。
ここのスタッフは皆、親切、丁寧、ホスピタリティに溢れているが、客室担当以外は英語が微妙だ。
話せはするが、100パーセント意思の疎通が出来るかというとそうではない。
1日目に頼んだ生春巻きは、メニューのどれがそれに当たるのかを聞いても答えはなく、説明したらなんとか理解してもらえて頼むことができた。
2日目にはメニューにあったニャチャンハンドロールというものをネーミングから選択し、これは何かと尋ねたが、スタッフが説明できずに困っていたため『いいや、じゃあそれ頂戴』と頼んだら、前日と同じ生春巻きが出てきて2人で笑った。
シックスセンシズ:3日目の朝
3日目の朝も前の日同様、夜明け前に起き出して、眠い目を擦りながら部屋着のままビーチへ出た。
海には入らず、ビーチチェアに横になって夜明けを迎えた。
潮が満ちていて、ビーチチェアのすぐ足元まで波がきていた。
海は穏やかで、高温多湿ながらも風が気持ち良い。
空にはまだ星が瞬いていた。
半分眠り、半分覚醒しているような状態で沖の漁船を眺めていると、夢の世界にでもいるような不思議な感覚になる。
帰りの飛行機が11時55分発だったため、8時にはボートに乗る必要があった。
7時きっかりにレストランで朝食を取る。
前日とほぼ同じものを選んだが、この日のフォーはよく出汁のきいたエビと、さっぱりしたポークの二種類だった。
名残惜しさを残しながらビラへ戻ると、迎えが来ていた。
チェックアウトをしてボートに乗り込む。
湾のためか、午前中の海が一番綺麗だ。
スタッフが手を振って見送りをしてくれた。
帰りのボートは壁のないタイプで爽快なクルージングだった。
広々としたクルーザーが貸し切りなのが嬉しいものの、貧乏性なのかつい勿体無いように思えてしまう。
ドライマンゴーかと思って食べてみたらドライジンジャーだった。
対岸に到着。
一生に一度は泊まりたいホテルとしても有名なシックスセンシズは、
笑顔の気持ち良い接客でホスピタリティに溢れていて、思い出に残る記念旅行を楽しむことができた。
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