プラナカン文化のカトンを歩いてみた

セラングーンブログ一般

中国とマレーが融合した文化をプラナカン文化という。

プラナカンというのはマレー半島に移住してきた、主に中国人男性と現地女性の間に生まれた子孫のことで、東洋の文化の中に西洋の文化を取り込んだ独特の世界観が魅力なのだそう。

ここシンガポールとマレーシアの一部で、プラナカン文化に触れることが出来るらしいのだが、

こどらがガイドブックでカラフルなパステルカラーの家並みを目にして、

「行ってみたい‼️」

というので行ってみることにした。

シンガポールのプラナカン文化が継承される街はカトン(katong)と呼ばれるエリアで、MRT(地下鉄)を使って最寄りのパヤ・レバー駅(paya lebar)で下車する。

駅前は人で混み合い、ショッピングモールが立ち並び、車の往来も激しい近代的な街だった。

ただ、通りの脇にある芝生の生えた場所のあちこちに、マレーシア系の人達が敷物を敷いてピクニックをしていて、その不思議な光景に驚かされる。

カトンまでは、最寄りと言っても地下鉄の駅からは遠く、歩くと20~30分かかるだろうか。

真夏の陽射しが熱かったためタクシーに乗るつもりが、タクシー乗り場とは反対側に出てしまったので諦めて歩くと、どんどんローカルな雰囲気になっていく。

マレーマーケットもあり、シンガポールというよりはマレーシアのようだ。

この辺りはマレー系の住人が多いのだろう。

バスに乗ろうかと思ったのだが、シンガポールのバスは掲示板もなければアナウンスもなく、街並みで判断して降りる必要があるため、行ったことのない地域では難易度が高い。

シンガポールを含む東南アジアでは、配車サービスがUberからGrabに変わったのだが、

まだGrabのアプリを入れておらず、

途中にあるショッピングモールのタクシー乗り場からタクシーを拾った。

まずはランチに、ガイドブックに載っていたシンポポ・ブランド(singpopo brand)というカフェに入った。

シンポポブランド

看板ドリンクだと紹介されていたサワープラムジュースがあまりに美味しそうに見えたから来てみた。

早速頼んで飲んでみると、熱帯気候のシンガポールに似合う、爽やかな甘さが美味しかった。

シンポポブランド

サワープラムジュースというのは、一般的には、梅干しを中に入れて凍らせた氷を入れた炭酸ジュースらしいのだが、このカフェはローカルフードを独自アレンジしている店のためか、

丸い氷の中には梅干しではないような、何やら甘酸っぱい果実が入っていた。

その他に頼んだのはチキンバーガー。

シンポポブランド
マリネしたチキンをカラッと揚げて挟んである。
傍らに添えてあるのはハニーワサビマヨソース。

かなりのボリュームだったが、美味しかった。

これで会計が$30/約2450円なのがシンガポール価格だ。

この店はカフェだけあってスイーツも充実している。

シンポポブランド

土産物としても重宝しそうなクッキーなども置いてあった。

シンポポブランド

食事の後はカトンの街を散策した。

ショッピングモールのある通りが混み合っていたので曲がってみると、カフェなどが立ち並び、プラナカンのカラフルな小物屋があった。

後からガイドブックに載っているのを発見したが、ルマー・ビビ(rumah bebe)という店だったようだ。

ルマー・ビビ(rumah bebe)

店内は撮影禁止だが、手作りの伝統的な小物やビーズのシューズなどが売られていた。


カラフルなタウンハウスで有名なセラングーン通りへ向かう途中の道すがらには、洒落たショップが紛れていた。

↑THE ACのショップ

この辺りはアーケードを歩くだけでも雰囲気を味わえる。

その一角に立派な建物があった。


この角を曲がると、一際カラフルなパステルカラーの家が並んでいた。

目当てのクーン・セン・ロード(koon seng road)だ。

このカラフルな家は、なんと個人の住宅らしい。

確かに門が閉じられ、郵便受けが設けられ、中には車が停まっていたりと人の家だった。

帰りは先程の地下鉄駅まで20分くらいを歩いて帰ったが、プラナカンの街並みから、マレーシア風の東南アジアの雰囲気に変わり、近代的なシンガポールの街並みに変わっていった。

次回行くときにはGrabを利用しようと思う。

この日のルートはこちら↓

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