海沿いの道は快適だ。
この日の海は、グレーがかった薄いメタリックブルーに見えた。
河津から内陸へ入り、七滝へ。
今までは通り過ぎるだけで立ち寄ったことはなかった。
お昼を過ぎていたため、まずは駐車場脇の食堂に入った。
わさび定食と泣き蕎麦なるものを注文。
わさび丼は、わさびをおろして鰹節のかかったご飯に乗せ、醤油を垂らし、混ぜ合わせてから食べる。
新鮮なわさびの風味がして、辛すぎず、美味しかった。
泣き蕎麦は、中華麺にわさびと出汁醤油、ラー油がかかっていて、ネギとゴマとの相性もよい。
美味しいが、夏に食べたいような気もする。
食後にいよいよ七滝へ。
遊歩道を歩いているだけでも、澄んだ空気と、山や滝から溢れるマイナスイオンに癒される。
まずは蛇滝から。
七つの滝それぞれに七福神像があるようで、この滝に参ると財に恵まれるようだ。
澄んだ水で流れが早い。
底が深い場所は神秘的な青色をしていた。
釜滝は、今見ることができる六つの滝の中で一番大きい。
周囲の崖は、風で削られたのか、面白い形状をしていた。
初景滝は幅がひろく、立地もよい。
伊豆の踊子像が建っていて、ここに観光客が一番多く集まっていた。
蟹滝が一番小さく、川の脇には民家があった。
「なんだかこの滝が一番しょぼいね~」
と感想を漏らした我が家のこどらだったのだが、この滝の傍に『家庭円満の神』である布袋像が祀られているのを見て、
「さっきのは嘘です、すみません、失礼しました。」
と、、、慌てて前言を撤回していた。
出逢い滝は、二つの滝からの流れが合流することから名付けられたようだが、その名の通り、縁結びにご利益があるとされているようで、沢山の絵馬が掛けられていた。
翡翠色の水の透明さに癒される。
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