令和元年GW日本列島半周の旅 12 石見銀山

令和元年GW日本列島半周の旅

平成31年4月30日14時半

石見銀山に到着した。

石見銀山は島根県にあり、戦国時代後期から江戸時代の初めまで栄えていた日本最大の銀山だ。

2007年に世界遺産に登録されており、人も多い。

町中にも駐車場はあるのだが、万一満車で入れなければ引き返してこなければならないし、

石見銀山側でも勧めているように、町外れにある観光用の駐車場に車を停めた。

世界遺産センター付近に広い駐車場があるのだ。

GWとあってほぼ満車だったのだが、たまたま隅の広いスペースに斜めに停める事が出来てラッキーだった。

石見銀山の見所は、主に代官所跡から龍源寺間歩までの間にあり、

龍源寺間歩というのが、一般公開されている銀山跡だ。

世界遺産センターからはバスに乗ることになり、中間地点の大森までは5分程の距離で200円、終点の代官所跡まで行くには240円。

代官所跡から中間地点の大森までは片道徒歩15分、大森から龍源寺間歩までが片道徒歩45分だった。

我々は龍源寺間歩に行きたかったため大森で降りた。

レンタサイクルもあったのだが、借りるのに30分待ちだという。

まずは遅い昼食を食べてから、運動がてらに歩くことにして、バス停からすぐの蕎麦屋に入った。

昔の建物がそのまま残っていて趣がある。

鴨せいろと蕎麦コーヒーを頼んだ。

蕎麦は手打ちなのだが柔らか過ぎで、、、でもその代わりに熱々の鴨汁が美味しかった。

何より蕎麦コーヒーが美味。

そば茶とコーヒーを足して二で割って、お互いの良いところだけを取り出したようなかんじ。

ブラックでも濃くないので、砂糖やミルクなしで味わうのがオススメだ。

龍源寺間歩へ

15時20分に散策を開始した。

龍源寺間歩までの道には一般道と遊歩道があり、行きは遊歩道で向かった。

緑が溢れ、川のせせらぎが心地良い。

小鳥や鶯の囀りを聞きながら40分弱の散歩になった。

龍源寺間歩の見学料は大人一人410円だった。

沢山の観光客が絶えず入っていく。

銀山の中は頭上注意で屈む必要はあるのだが、立って歩くことは出来る。

こどらは小さいので普通に歩いていた。

この長い坑道を、昔の人が長い年月をかけてコツコツと、手作業で掘ったのかと思うと感慨深いものがあった。

所々に小さな洞があり、採掘の過程を想像することが出来た。

出口付近に面白い看板を発見した。

道すがらの竹藪には無数のタケノコが生えていた。

帰りは一般道を通ったため、頻繁にレンタサイクルの自転車と行き違った。

焼き団子の出店が出ていたから、季節限定の桜入り団子を甘味噌味で選んだ。

香ばしくてふわふわで美味しかった。

大森から代官所跡までは、昔の町並みが続いていた。

夕方の時間帯のためか空いていて、ゆっくり散策することができた。

この町には先日訪れた鯖街道の熊川宿とは違って空き家は目立たず、

良く手入れされていて、自動販売機や消火器も、古い町の外観を損なわないように工夫されていた。

自動販売機
消化器

赤く丸い形の、他の場所にあれば昔懐かしい郵便ポストが、この町では新しく見えた。

帰りは代官所跡からバスで世界遺産センターへ戻った。

14時半に駐車場に車を停めてから、観光を終えて車に戻ったのは17時20分だったため、

彼此3時間ほど石見銀山にいたことになる。

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