水沢温泉
2018.12.28 11時半
目当ての水沢温泉は、田沢湖から20分程山へ上がった場所で、乳頭温泉より手前にある。
屋根からは長い氷柱が垂れていた。
深くはないが積もりたてのサラサラの新雪が、踏む度にキュッキュッと音を立てる。
今回の旅は「雪を求めてなんとなく東北へ行こう」と家を出たのだが、
実はこの温泉は、出発前から立ち寄りたいと思っていた場所だった。
入浴料は1人600円。
青み掛かった白濁の湯で、硫酸塩・炭酸水素塩泉の掛け流しだ。
白い湯の花が浮いていて、熱め。
硫酸塩泉独特の石油と硫黄が混じったような香りがした。
内風呂、露天にそれぞれ浴槽が2つずつあり、入浴客も数人だったためゆったりと寛げた。
特に露天は、独り占めの雪見風呂になった。
雪の降る中、熱めの湯が最高に気持ちよかった。
泉質を重視した今回の旅、今のところ大正解のハズレなしで、ここにも是非また訪れたいと思う。
岩手路
お昼は、東に向かった道すがらの、岩手に入ったところにある、雫石あねっこという道の駅で。
岩手に来たから冷麺が食べたくなって寄ったのだが、食べてからいつも盛岡冷麺の麺があまり好きではないのだと認識する。
こどらの頼んだモモ肉のステーキは、硬かったが牛肉の味がしっかりして美味しかった。
ただ値段が2300円と高く、コスパ的には1000円なら満足感があると思うのだが、、、
この道の駅には温泉が併設されていて、20時まで営業している食堂つきだから、車中泊に良さそうだった。
ここにも長くて太い氷柱が垂れていた。
車に戻ると、愛車のディフェンダーにも氷柱が出来ていた。
盛岡に出るとほぼ雪が無くなった。
宮古の夜
国道106号で宮古に入ると、気温は氷点下9度だった。
宮古駅前を通り過ぎると「ここから過去浸水区域」の表示が、、、
宮古の道の駅は、道の駅というよりも港で、車を停めるとすぐ先が海だった。
暗くて、夜中に寝ぼけたら海に落ちてしまいそうだ。
3.11の際の津波の位置が刻まれていた。
道の駅の営業時間は過ぎていたから建物の灯りは消え、周りにも食事をする場所がなかった。
結局、前回の岩手旅行の際(向かう途中でディフェンダーが故障し、旅は休止した)に目をつけておいた、
宮古駅前にある 蛇の目本店 に行くことにした。
駅の横にある駐車場に車を停めると、蛇の目本店のすぐ裏だった。
店内に入ったのは夜6時。
最初は空いていたがすぐに満席になった。
生うにご飯と上刺身定食を頼んだ。
三陸のうにもいくらも美味しかったが、ホヤがびっくりするくらい美味だった。
生臭さが一切なく、過去一の美味しさだった。
他にもタコ、ホタテ、中トロなど、三陸の海の幸を堪能した。
この日はこの後も運転するため、残念ながら海の幸での晩酌は出来なかった。
この辺りは鮭も有名なようで、スーパーには見事な鮭が吊るされていた。
この晩の車中泊スポットは、少し北に行った所にある たろうの道の駅 に決めた。
ここも海に近く、3.11の際には水没して商店街が壊滅し、その跡地に出来た新しい道の駅だった。
街道沿いのため車通りや人の出入りはあるものの、車中泊は我々だけだった。
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