高知の朝
2022.05.02
午前1時にどこかの車のセキュリティー音が鳴り響いた。
結構長い時間鳴っていたので目が覚めてしまった。
トイレに行って寝直そうと思ったが眠れず、結局3時には起床した。
本当は4時半に起きて出発しようと思っていたので、予定よりは少し早いが、このまま二度寝して寝過ごすよりはと早めに出発することにしたのだ。
夜中の2時頃からポツポツと雨が降り始め、気温は13℃と肌寒い。
途中のマックに寄ったのが4時過ぎで、まだ朝マックが始まっていなかったため、朝からガッツリと普通のメニューを食べることになった。
マックなのに店員の態度がびっくりするくらいに悪く、コーヒーの蓋が閉まっていなくて洋服にこぼれてしまったり、「作るのにお時間頂戴します」と言われた割に、長時間作り置きしていたと思われるスカスカのチキンナゲットが出てくる、、、
などなど、思わぬハプニングに見舞われたが、気を取り直して5時前に四国カルストへ向かった。
途中で夜が明け、案の定その頃になって眠さが戻ってくるが、仮眠を取るほどではない。
前日に続き、狭い国道を通り山道に入ると、すれ違い注意というよりすれ違いが出来なさそうな狭い狭い道に差し掛かる。
一方は山肌、もう一方は崖になっているため、対向車が来てもお互いに端によることができない道が長く続いた。
明け方まで降っていた雨が上がって太陽が射し、アスファルトから霧が立ち上っていた。
小鳥の声だけが響く中、山道を登っていく。
幸い、早朝だったこともあって対向車には会わなかった。
四国カルスト
以前来た時とは反対側のレストハウスのある場所に出た。
前からあったのに気づかなかったのか、最近できたのかはわからないが、最近どこへ行っても見かける○○テラスなるものがあった。
車中泊をしている車がたくさん泊まっていて、反対側にはキャンプ場らしき場所もあったのだが、ここで夜明けの空を眺めるのも気持ち良さそうだ。
四国カルストに上がってくる前の気温が8℃だったが、この山の上はもっと気温が低いと思われた。
道の脇にはまだ雪が残っていて、空気がツンと冷たく、これ以上無いくらいに澄んでいた。
雨上がりの高原の良い香りがして、鶯の声がした。
以前来た時には一面の濃霧だったが、今回は晴天。
カルストのゴツゴツとした岩も、丘も、眼下に広がる山々も見事なまでに絵になっていて、真っ青な空が映えていた。
四国カルストで休憩して仮眠を取るかと言っていたのだが、絶景と呼べる景色と清々しい空気に癒され、すっかり興奮して目が覚めていたため、1往復した後、そのまま山を降ることにした。
前回は生憎一面の霧だったが、今回はリベンジできたと言っていいと思う。
次の目的地を仁淀ブルーと決めていたため愛媛側に降りたのだが、途中すれ違い注意の箇所は数カ所あれど、行きに通った道よりは広かった。
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