雪と山の景色
田沢湖を後にして乳頭温泉へ向かう。
この辺りの田んぼには雪が積もっていた。
雪の掛かった真っ白な岩手山(だと思うのだが)が綺麗に見えていた。
乳頭温泉
乳頭温泉へ続く山道に差し掛かると、道脇から温泉の煙が上がっていた。
乳頭温泉には前に一度来たことがあるのだが、その時はホテルの温泉に日帰り入浴をした。
今回はそのホテルの前を通り越して大釜の湯へ。
入浴料は600円。
古い木造の宿泊施設で、年中無休で9時から16時半まで日帰り入浴ができる。
白濁の湯は含鉄-酸性単純泉の掛け流しだが、ヒ素が含まれた湯のようで、源泉が98度もあるため加水している。
内湯と露天があり、比較的狭い施設だが空いていた。
せっかくの高温の源泉なのに、勿体ないことに湯はあまり熱くなかった。
宿のホームページには、湯船の中から泥をすくって見せている写真が掲載されており、それを目当てに行ったのだが、
実際には白濁の硫黄泉のような湯で、残念ながら湯船の底に泥はなかった。
道の駅でお土産を買う
想像とは違ったが白濁の良い湯をゆっくりと堪能してから、下道を西南方向へ進んで日本海へ戻ることにした。
日本海から内陸へ入り、また日本海へ戻ることになるとは、なんだか行ったり来たりしているような気もしたが、夕食に海鮮が食べたくなったためだった。
気温はぐんと上がり、冬の東北とは思えない7度。
途中の道の駅にお昼を食べに寄ったのだが、レストランが閉まっていたためお土産だけ買った。
この辺りは稲庭うどんの本場で、切れ端が徳用で売っている。
こどら父は無類の麺好きが高じて手製の蕎麦を打つようになった人で、上品に詰められたお土産用の量では足りないため、この切れ端の方がむしろ喜ばれる。
実家に地酒と、自分用には、珍しいふきのとうの焼酎を買った。
喫茶店イタリアンハウスで遅めのランチ
お昼は結局、途中の街道沿いにあったイタリアンハウスという喫茶店で遅めのランチを食べた。
鉄板ハンバーグと鉄板ナポリタンがメインのようだったが、匂いがつきそうなので普通のスパゲティを頼んだ。
量は多く、スープとサラダもついていて、プラス100円で追加できるランチドリンクを頼んでも一人1000円でお釣りが来た。
スープとコーヒーは、カップが温めらていて持つのも熱々だったが、どれも美味しかった。
寒い旅の途中で優しい味にホッコリと寛いだ一時だった。
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