真夏のキャンプ&車中泊 7 蔵王温泉

2019真夏のキャンプ&車中泊

蔵王温泉

蔵王の共同浴場へ朝風呂へ。

町の無料駐車場に車を停めて徒歩で向かう。

共同浴場に貼られていた案内図に従って、バスターミナル向かいにあるガソリンスタンド傍の駐車場に停めたのだが、少し距離があった。

我々が入ったのは下湯共同浴場。

外には足湯と吹き出し口、入り口傍にはトイレがあった。

入り口のポストに200円払って浴室へ。

我々が到着した時刻は7時半だったが、ここは6時から開いている。

丁度空いた時間帯だったようで、貸し切りだった。

湯は酸性の含硫黄 硫酸塩・塩化物泉の掛け流しだ。

白濁の硫黄泉は夏にサッパリと気持ちが良い。

硫黄の香りと白い湯の花にも癒される。

無類の熱々温泉好きの我々、44度から45度の温泉が好きで、共同湯を巡り始めた。

蔵王温泉も熱々だと思って行ったのだが案外そうでもなくて、

浴室の貼り紙を見ると、温度が高いために井戸水で加水して43度に調整しているという。

期待していた分、なんだか少し拍子抜けで物足りなさを感じてしまった。

ここの加水がいつからかは知らないが、近頃は観光客向けに加水して温度調節しているところが増えた気がする。

成分が強過ぎるために薄めているならともかく、我々のような熱湯党にとっては、熱くない共同浴場は魅力半減なのだ。

とはいえ良い湯には違いなく、存分に堪能して湯から上がった。

下湯の先へ歩いて行ってみると駐車場があった。

我々が停めた場所よりこちらの駐車場の方が近く、丁度3つある共同浴場の真ん中に位置している。

熱い湯に入り損ねた我々、上湯も覗いてみた。

こちらも加水で、手を入れるとぬるく感じた。

こうなったら最後の一つも覗きに行こう、と川原湯へ。

ここには『温度が安定していないため別の湯にいくように』という張り紙がしてあった。

触ってみると湯船は温かいのだが、注ぎ口から出ている湯は水のようにぬるかった。

諦めて駐車場へ戻る途中、足湯を見つけた。

この辺りに足湯は複数あったのだが、この足湯はずいぶん目立たない場所にあり、そのせいか誰もいなかった。

触ってみると熱かったので入ることにした。

源泉の傍にあり、掛け流しで、源泉温泉は49度。

さすがの熱湯党の我々にとっても熱過ぎて火傷ものだったのだが、

足をつけてはすぐ上げ、を繰り返し、熱い湯を楽しんだ。

お陰で一気に満足感が高まった。

長老湖へ

さて次はどうするか。

まだ時刻は8時半だ。

どこか涼しい湖でボートにでも乗りたいものだ。

足湯に浸かりながらネットで検索し、同じ蔵王地区にある長老湖へ行ってみることにした。

出発前にローソンで朝食を買ったのだが、山形でたまに見かけるがまだ飲んだことのなかったジュースが売っていて、

ラフランスを買って飲んでみたら、びっくりする美味しさだった。

甘いが加糖なしのためサッパリしているし、果物の風味が濃縮されていた。

県道13号へ入るとすれ違い注意の狭いくねくねの山道が続き、再び宮城に入って七ヶ宿へ。

街道沿いに宿場町がいくつもあったのだが、7つの宿場で七ヶ宿というようだ。

山間の小さな集落で、田んぼが広がり、道端には花が咲き、爽やかでドライブには最適の気持ちの良い道だった。

宿場の一つに道の駅があり、ここからは小さな滝が見下ろせた。

滑津大滝というらしい。

滝壺が浅く、滝まで歩いて降りられるようになっていて、近くにはキャンプ場もあるようだった。

この辺りは蕎麦の里でもあるらしい。

再び車を走らせると、程なくして長老湖に到着したのは良いのだが、、、

水も景色もあまり綺麗ではなく、、、

何もなく、、、

ただボートに乗れるようになっているだけだった。

ここにも熊注意の看板があり、車を停めると、

アブどころではないスズメバチらしき大きな蜂が車のボンネットにとまり、、、

外に出ることなく引き返すことにした。

予定変更で五色沼を目指す

やっぱり五色沼へ行こう。

いつも冬の夕暮れ時にしか行ったことがないし、前からあそこで一度ボートに乗ってみたかったのだ。

そうと決まれば早速軌道修正だ。

先程の、ドライブに心地良い国道113号へ戻って右折して、今度はそのまま山形へ抜けた。

この道沿いには大わらじの飾られた鳥居があったり、反対側へ向かうと七ヶ宿湖があり、その先は白石か国見に出るようだ。

この旅では度々クマ注意の看板を見掛けたが、ここには『熊出没中』の旗があった。

こんな民家の立ち並ぶ場所に出るのかと思うと本当に驚きだ。

ぶどう松茸ラインと名のついた街道を南下する。

緑道で気持ちが良く、葡萄畑やら畑の広がる真っ直ぐな道で、まるで北海道を走っているかのような爽快感が味わえた。

この近くには古墳があるようだ。

キジが2羽、道路をテケテケと走り、我々の目の前を横切っていった。

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