伊豆ツーリング復路:修善寺と柿田川湧水群

バイク

修善寺

次の行き先を海を見ながら作戦会議。

このまま下田へ下るという案もあったが、何しろ暑い。

修善寺で足湯に立ち寄り、沼津で干物を買い、柿田川公園の湧水群を見て帰ることにした。

海沿いの道を脇にそれ、静かな国道59号線を登った。

途端に涼しくなり、ほっと一息。

新緑が清々しい。
ヘルメットのスクリーンを少し上げ、吹き込む風の爽やかさはこの上ない。

修善寺は、駅前辺りから渋滞していて、足湯近辺も観光客で賑わっていた。

橋の先に二輪駐車スペースがあり、バイクを停めた。

川の真ん中の足湯に浸かり、一休み。

後から来た関西人と思われるおばちゃん三人組が、仕切りに「深いね」と繰り返す。

確かにここ、昔は足湯ではなく共同浴場だった。
20年位前に父親と来て、入った記憶がある。

今では足湯になっているが、足湯にしては深過ぎるし、腰をかける専用のスペースがなくて不便だ。

柿田川湧水群

足湯でほっと一息ついたところで、柿田川公園へ移動する。

駐車場の奥に無料の駐輪スペースがあった。

ここには富士山が作り出した湧水群があり、国の天然記念物に指定されている。

湧水を飲めるようにもなっていて、冷たくはなかったが美味しかった。

展望台に行って下を覗くと、あちこちから、もくもくと土煙を上げて地中から水が湧き出していた。

新緑の黄緑色に囲まれ、澄んだ水を見ていると癒される。

こちらは第二展望台。

木で作られた遊歩道も緑に囲まれ、湧水が川になって流れてゆくのが見える。

街中の、交通量の多い街道のすぐ脇にあるとは思えない癒しの場所だった。

今の時期で既に大量の蚊が発生していたので、冬に訪れるのが良いかと思ったのだが、一箇所も刺されなかったため、あれは蚊ではなかったのだろうか。

一回りしてから、湧水で淹れたアイスコーヒーと、季節限定の湧水イチゴジュースを飲んでみた。

アイスコーヒーはスッキリ爽やかで美味。
是非ブラックで味わってほしい。

イチゴジュースは、静岡県産のイチゴをその場で丸ごとミキサーにかけていたのだが、こちらもさっぱり爽やかな絶品だった。

食べなかったが、湧水で作った湧水豆腐も名物のようだった。

夕暮れ時は気温も涼しくなっていて、夏装備で丁度良かった。

沼津IC付近でアジとキンメの干物を、足柄SAで鈴廣のかまぼこと田丸屋のわさび漬けを、海老名SAで福井の焼き鯖寿司を買って帰った。

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