日本最北端
樺太食堂無敵の生うに丼
2014/9/15 PM
道道106号を抜けるとお昼時だった。
ガイドブックに載っていて美味しそうだった無敵のうに丼を食べに、ノシャップ岬の近くにある樺太食堂に行ってみた。
生うに三色丼3150円と、生うに丼2415円。
無敵と豪語するだけあって、まさしく最強。
うにの濃厚な甘みといくらのぷりぷり感が、最高に美味だった。
いくらに味がついているので、それ以外の食材に醤油をかけるように言われたが、いくらの塩分でうにの甘さを堪能できるから、醤油はいらないくらいだった。
食後にノシャップ岬に寄ってはみたが、特に珍しいものはなかった。
それでもこの地のうにやいくらは最強だから、食べに来るだけでも十分に価値がある。
日本最北端:宗谷岬
夕方前に日本最北端の宗谷岬に到着した。
空は徐々に曇ってきて、確実に寒さが増していた。
海の薄い緑も、空の水色も、すっかりグレーがかっていて、海の向こうのサハリンは目を凝らしてようやく、うっすらと見える程度だった。
10分くらい滞在して、先を急いだ。
かみゆうべつ温泉チューリップの湯でホタテ焼き定食
この日の車中泊スポットは、前にも立ち寄ったことのある温泉つき道の駅、かみゆうべつ温泉チューリップの湯。
食堂は20時まで、温泉は21時までだ。
宗谷岬から海沿いをひたすら東へ三時間半。
今回は行きたいところを詰め込み過ぎたためか、道の駅の食堂の、早い閉店時間に合わせて移動しているせいか、何だか忙しない気がした。
道すがら、街道沿いの民家の前に、野生の鹿が二頭、普通に歩いていて驚かされた。
木の生い茂る辺りではキタキツネにも遭遇した。
今回の旅では観光地を回ったためか、季節柄か、夜中に移動しなかったせいか、いつもの旅に比べると野生動物との遭遇は少なかったし、鶯の声も聞けなかった。
牛舎の脇を通った時の強烈な匂いの他には、春ほどではないがたまに肥料の匂いがした。
この時期の空気は完全に澄みきっていて、新緑や夏の時期のような草木の匂いは、ほとんど感じられなかった。
帰国時の長旅に重ねて連日の運転疲れが出たのか、風邪気味なのか、左脇腹がチクチク痛んだ。
後から花粉症だと気付くのだが、鼻と喉の調子も悪かった。
気がつくと、この日の運転時間が11時間を過ぎていた。
道の駅手前で給油し、道の駅に到着したのは19時で、気温は14度。
今回の燃費は11.18km/Lだった。
かみゆうべつ温泉の道の駅の食堂には、地元サロマ湖の名物であるホタテをふんだんに使用した、
ホタテ焼き定食850円と、地ビールの中で我々が一番好きな流氷ドラフトがある。
ここで食べるホタテは身が締まっていてぷりぷりしていて甘く、臭みを一切感じない。
焼きホタテの食感までもがぷりぷりだ。
今まで食べたホタテの中で、ここで食べるホタテが間違いなく一番美味しいと思う。
北海道の米は甘く、蕎麦も歯ごたえがあって美味しかった。
食事を満喫した後で温泉に入った。
道の駅併設の温泉の入浴料は一人500円。
炭酸水素塩の弱アルカリ温泉だ。
露天はお湯がぬるぬるするのだが塩素のような匂いがして、内湯は塩素の匂いは気にならないがぬるぬる度も低い気がする。
美味しいお酒と料理、温かい温泉、そしてそのまま愛車の中で安心して眠ることのできる幸福感は堪らない。
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