<初乗りインプレッション>718ボクスターGTS4.0マニュアル車

718ボクスター

我が家にやってきたポルシェ718ボクスターGTS4.0。

今回は初乗りのインプレッションを書きたいと思う。

乗り降り

スポーツカーのため当然ではあるが、座面が低く、乗り降りが意外に大変だった。

サイドシルが幅広いため、靴で擦りそうな気がして気を使うし、掴まるところもないため腹筋を使う。

幅広のサイドシル

ドアの形状が丸みを帯びて飛び出していて、降りるときにその丸く膨らんでいる部分が死角になっているため、思っているよりかなり狭めに扉を開かないと当たってしまう。

紫で囲った箇所が飛び出ているが車内からは死角

乗り心地

納車前にはボクスターのGTSのマニュアルに乗る機会がなかったのだが、

まだ新車のため色々と全体的に馴染んでいないとみえ、シフトが渋いし、足回りも滑らかさがなくゴツゴツして乗り心地があまり良くない。

これは試乗車で乗ったケイマンGTSのマニュアルとの比較なのだが、あの時にはもっと乗り心地が良くて、滑らかだった気がするのだ。

今後馴染んで来れば乗り心地が良くなるのだろう。

ちなみにシートに座った感じだけで言うと、ガッチリと包まれている感じもあって座り心地良く、何だかとても落ち着く車だ。

車の剛性

元々乗っていたのがボロボロのボルボC70だったこともあるのだが、、、

ボクスターは流石ドイツ車。

車の剛性が高く、高速でも山道でも車体が全くミシミシ言わないのに感心した。

スピードを上げても隙間風も入ってこないし、風切り音もしない。

風の巻き込み

オープンにして走っても、窓を閉めている状態であれば街乗りでは風の巻き込みがほとんどない。

高速を走っても、後ろからの風があるにはあるが、風を感じて走りたいと思うと物足りないくらいで、髪の毛が揺れて困ることもないくらいの風しか入ってこない。

初ドライブの時は強風の日だったので、今度は風のない日で比べてみたいと思う。

エンジン

ならし期間中ゆえエンジンはまだ4000回転以下でしか回せないので何とも言えないが、とにかくレスポンスが良い。

低回転から力があるから高速では6速のままでもどんどんスピードに乗る。

前評判通り音が良いし、個人的には吸気音と排気音の混ざった音が心地良い。

ただ、やはり普通の車よりも音が大きいため、エンジンをかけただけで姪っ子たちは驚き、コドラは近所迷惑になるのではと心配する始末だ。

あと、スポーツモードとスポーツプラスモードにすると、オートブリッピング機能を働かせることができる。ディフェンダーでは時にダブルクラッチまで使いながらアクセルをあおって回転数を合わせてシフトダウンしたりするが、この機能を使うと自動的に回転を合わせてくれるのだが、これが想像以上にピッタリと合って、スムーズに運転が出来るため良かった。

坂道発進

ボクスターのパーキングブレーキは電子式で、ボタンタイプになっていてハンドブレーキがない。

その代わりにある一定以上の勾配では自動的にブレーキのホールド機能が働き、坂道発進を助けてくれる。

ただ、、、これがなかなかの曲者だった。

普段、坂道発進でも極力アクセルは使わずに半クラの時間も短くして発進しているのだが、同じようにボクスターでもやろうとすると、駆動力がかかる前にホールド機能が切れてしまい、後ろに下がってしまう。

更にディフェンダーの感覚でアクセルをふかさずにいるとエンストしてしまう。

(エンストしても、キーを回さずともクラッチを踏むとすぐにエンジンが掛かるのだが。)

仕方がないので半クラを自分の中では長めにしてアクセルもしっかり踏んで対応しているが、今後はボクスターの癖を掴みながら、なるべく車に負担を掛けない塩梅を掴みたいと思っている。

最新の機能

ボクスターは最新の電子制御というわけではないのだが、それでも我々にとってはハイテクだ。

アイドリングストップがデフォルトになっていて、切ることもできるが、エンジンを消すとリセットされてアイドリングストップが有効な状態になる。

ハイブリットのように止まることを前提としたエンジンではないため、エンジンとバッテリーに良くない気がして個人的にはあまりアイドリングストップは好きではないのだが、環境や音のことを考えると好ましい設定だ。

オプションで付けたブラインドスポットモニタリングと、ポルシェダイナミックライティングシステム(PDLS)プラスがあると、やはり格段に便利になった。

マニュアル車にクルーズコントロールをつけたのは初めてだが、あると断然楽でつけて良かった。

標準装備にしたもの

うちはオーディオとエアコンを標準装備のままにしてある。

オーディオに関しては、標準のままだと昔からのカーオーディオという感じの音ではあるが、長距離利用は主にディフェンダーを使う我が家では、ボクスターに良い音質を求めてはいないためこれで十分だ。

エアコンも、標準だとマニュアルエアコンなのだが、ディフェンダーもそうなのであまり気にならない。

その他

  • 小回りがきく(コンパクトなのでそりゃあそうかもしれないが)
  • 低速でハンドルを切ると抵抗感がある(これはパラレルステアリングジオメトリーという中高速走行時のステアリング特性を優先したポルシェやレーシングカー特有らしい)
  • 燃費が良い(街乗りで8.9、高速と山道を通って1日の平均燃費が11.2だったため、ディフェンダーと同じか若干良い)
  • パワステプラスをつけているのにハンドルが重く、初ドライブの後、右手が筋肉痛になった

総評

とにかくまだ色々と馴染んでおらずに乗り心地があまり良くない。

高精度のピュアスポーツカーゆえに、その辺りが如実に現れているのではないかと思う。

コメント

  1. み~と より:

    車の受け渡し,無事,お疲れさまです!
    ホイールめっちゃかっこいいっす!キャリパーもめっちゃ男前っす!
    &タイヤ薄(笑)!!
    (ps. 僅かなのですが発進するときに生じるラグになかなか慣れなくて,
    乗るたびにoffを押してます^^j)
    これから,少しずつ各部がなじんでいく様子が楽しみですね!

    • TK より:

      ありがとうございます!アイドリングストップは確かに発進時のラグが気になりますね。ただ、マフラーの音量が結構大きめなので、アイドリグストップ後の静寂も悪くないと思い始めました(笑。