平成31年4月29日11月50分
お昼前に城崎温泉に着いた。
城崎温泉は兵庫県にあり、平安時代から1600年の歴史のある温泉地だ。
温泉街も広く、沢山の人で賑わっていた。
街中の駐車場は満車で、有料の駐車場は、後で係の人が車を動かせるように、鍵をかけずに車内に鍵を置いていかなければならないという。
温泉街の手前にある小学校のグランドが一時的な無料駐車場になっていると聞き、戻ってそこに車を停めた。
まずは家族風呂に入りに地蔵湯へ向かったのだが、こどらが免許証を車の中に忘れて来てしまい、受付で冷たく追い返されてしまった。
ここでは、県の定めにより家族風呂に入れるのは夫婦のみで、それには写真付きの公的証明書が必要なのだそう。
たまたま免許証を撮った写真があったのだが、実物でなければ駄目だという。
仕方なく、一旦車に取りに戻ることにした。
それにしてもそんなに厳しいルールがある温泉地は、日本全国各地を回っている我々だがこれが初めて。
まだまだ日本には知らない土地があるものだ。
ともかくとして我々、駐車場を探して戻った時に引き続き、これで2度目の引き返しになり、正直テンションが下がってしまった。
気を取り直し、温泉より先にランチを食べようということになった。
カニ屋さんなど人気の店には行列ができていたのだが、空いている店はガラ空きと、落差の激しい温泉街だった。
我々は行列に並ぶのも嫌だし、かと言って誰も入っていないお店に入るのもイマイチだし、、、
ということで、駐車場へ戻る途中の駅前にある、但馬牛のハンバーガー屋に入った。
この手の本格的なハンバーガーは最近では都内でも食べられるようになったが、どこも美味しさに間違いはない。
ここもしっかりした牛肉の味を味わえる店だったが、如何せんお値段が高かった。
城崎温泉の町の数か所には飲泉できる場所があった。
飲んでみると、まずくはないのだがしょっぱかった。
プラプラと町を歩きながら、先ほど追い払われた地蔵湯とは別の、一の湯の家族湯に行ってみることにした。
城崎温泉では外湯めぐりが有名で、特にこの一の湯では大浴場の洞窟風呂が人気のため、家族風呂は空いていた。
準備があるからと少し待たされたが、3000円で入ることが出来た。
入浴料にプラスして貸切料を取られる場所も多いため、良心的かもしれない。
お風呂は普通の家のお風呂のようだった。
貯め湯のタンクから掛け流しで、泉質は至って普通。
ただ、源泉が59度と高いためタンクで冷ましてもなお湯は熱く、熱湯の好きな我々には嬉しかった。
この日3度目の温泉街を戻っていると、ノンアルビールとカニ棒が売っていた。
湯上がりには美味しそうに見えたため買い食いをしてみたりして、
何だかんだで十分に堪能したような気がする。
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