2017年12月31日。
朝7時半起床。天気は曇り、気温氷点下2度。
やはり今年は冬の北海道にしては暖かい。
サロマ湖の傍を走り、
能取湖を通り越し、
網走湖を右目に見ながら50kmの移動で網走に到着。
この辺りを通るといつも湖で見かける白鳥が、今回はいなかった。
能取湖と網走湖は凍っていたが、気温が前回訪れた時よりも10度程高いことが影響しているのだろうか。
北見市に差し掛かった辺りで北キツネを見かけた。
この日は31日の大晦日。
道の駅はどこもやっていないし、網走を通り過ぎて知床へ向かうのでは前回と同じルートになってしまうから、
以前から気になっていてまだ行ったことのなかった、網走監獄博物館に立ち寄ることにした。
9時から営業していて、年中無休らしい。
レストランやお土産屋さんはやっていなかったが、博物館の見学は出来る。
我々がついたのは10時。
拝観料は1人1080円だった。
博物館というから、てっきり建物の中を見物して終わりかと思っていたのだが、広い敷地に点在する歴史的建物を巡ることができる。
全部回ると1時間50分。
氷点下1度の中、外を歩いて回るため少し寒い。
大晦日に訪れている人は少なくて、ゆっくりと見学することが出来た。
少し立ち寄るくらいの気持ちで来たのだが、結果的に大満喫することになった。
昔の道具や囚人達が従事した農作業の道具が展示されていたり、、、
醤油樽や漬物樽など、その大きさにも驚かされた。
人形がリアルで怖いのだが、なかなか見応えがあって楽しかった。
網走刑務所にはかつて、明治政府によって各地から凶悪犯が集められ、
中央道路を短期間で開拓するという、無茶苦茶で大勢の死者の犠牲の上になされた北海道開拓の歴史があり、その再現映像を見ることも出来た。
囚人達は逃げないように足枷をされて、厳しい開拓作業に従事したという。
「叩き起こす」という言葉の語源は、囚人達の枕木を叩いて起こしたことから来ているのだそうだ。
牢屋もレトロな建物で趣があり、かつて囚人が本当にここに収容されていたとはとても想像がつかない。
ゆっくり見学して、お昼前に再出発した。
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