梅雨の合間の晴れ間にはヌルヌル温泉へ

ボルボC70

ドライブへ

日曜日は梅雨の合間に晴れ間が広がった。

色々迷った末に我々、結局また出かけてしまった、、、。

朝は7時半に起床。

前日の夜中に雷を伴う豪雨により目が覚めてしまい、出かけるにしてはすこし寝坊した。

天気は気持ちよく晴れていて、気温は27度。

風は涼しくて快適な気候だ。

真っ青な空に白い雲が、眩しく光って浮いていた。

この日の目的地は奈良田の里。

今まで入った中でもトップクラスのヌルヌル温泉がある。

中央道に乗ったのは9時で、その時すでに八王子ICと小仏トンネルの間に2kmの渋滞が始まっていて、その手前から車の量が増え、混み始めた。

完全に出遅れた。

と思ったのだが、、、

事故渋滞だったようで、我々が通りかかった際には渋滞は解消されていた。

この日、富士山にも、白いホイップクリームのような雲がかかっていた。

梅雨の晴れ間の日曜日とあって、強風にも関わらずバイクが多かった。

途中、自衛隊好きと思われるジープに遭遇した。

ふと見ると、その前には本物の自衛隊が走っていた。

甲府南からは下道をふじ川沿いに進み、早川沿いの山道を抜ける。

青い空の下のとうもろこし畑が夏を思わせる。

ICを降りてからも1時間程と便はあまり良くないし、落石注意の崖の下で、所々ですれ違い困難な道幅の狭い道を行く。

緑の鮮やかさが目に眩しく、全開にした窓から流れ込む風が最高に気持ち良い。

雨上がりの川は水嵩が増し、濁流となって流れていた。

山間部は21度と気温も涼しいのだが、陽射しだけは真夏のもので暑いから、オープンにはしなかった。

晴れた日にはつい気持ちよくて幌を開けてしまいがちなのだが、実は陽射しの暑い日はオープンには向かない。

炎天下では我慢比べに近いものがあるからだ。

西山温泉 湯島の湯

行ったことのない新しい温泉にも行ってみたかったため、この日は奈良田の里の手前にある温泉にも立ち寄ってみた。

西山温泉の日帰り入浴施設、湯島の湯。

硫酸塩泉掛け流しで、入浴料は一人550円。

洗い場に蛇口はなく、樽を流れてくる温泉をすくって体を洗う仕組みだ。

空いていて、誰もいない隙間時間があったため写真を撮らせて頂いた。

湯は41度となっていたが露天のためぬる目だった。

滑らかで透明、飲むと仄かに硫黄の香りがした。

内湯はない。

お湯の流れ込む音と、ジリジリという蝉の鳴き声が聞こえていた。

川向こうの山の青々とした緑を愛で、風にサラサラと揺れる青いもみじの枝を眺めながら、ゆっくりと寛いだ。

奈良田の里 女帝の湯

でもやはり、、、我々が求めるのはヌルヌル温泉だ。

ということで、次いで奈良田の里へ向かった。

後3kmと、すぐ傍まで来ていた。

奈良田の里は南アルプスの玄関口で、夏期はここから先にマイカー規制が敷かれる。

いつもの通り、川沿いの古いお寺の敷地内にある駐車場に車を停め、急な坂道を登って女帝の湯へ。

山から見渡す景色はダムが見えるだけ。

古びた趣のある建物が日帰りの温泉施設だ。

ここも入浴料は一人550円。

塩化物泉・炭酸水素塩泉の掛け流し。

土間を抜けて離れにある湯船は、建て替えられているのか比較的新しい。

我々が訪れたのはこれで3度目か4度目になるのだが、過去1で人が多かった。

そのせいか、それとも雨続きだったせいか、ヌルヌル温泉は健在なのだが、いつもよりもヌルヌル具合が弱いような気がした。

炭酸水素塩泉は肌に細かな気泡がつくのだが、その気泡もほとんど出来なかった。

温泉の他には古民家レストランと小さな美術館があるだけで、民家もほとんどないような山間の集落だから、空いている極上の湯が魅力だったのだが、、、。

帰路

湯から上がり、駐車場への道を降っていると、川の向こうの崖の中腹にショベルカーを発見した。

道もないし、一体どうやって登ったのだろうか。

帰路についたのは午後1時で、陽が真上に上がっていた。

お昼を食べ損ねていたため、甲府南の近くにある富士川の道の駅で焼きそばとソーセージを食べた。

結局帰りの中央道は長々と渋滞が続いていたが、

真夏の陽射しに涼しい風の吹く今の季節は最高のドライブ日和だった。

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