VOLVO C70で箱根に行った。
シルバーウィーク最後の日曜日。
朝5時に起きて朝食を済ませ、給油をして、コーヒーを飲みながら高速へ入る。
久しぶりに晴れた休日の早朝とあり、バイクやオープンカーの姿が目立つ。
空いていて快適なため心が沸き立つのか、みな見事なキープライトで我々を抜いていく。
今年は雨の秋で、この日の晴れ間も雲が多かった。
途中、富士山は見えたが、雲がかかっていた。
足柄SAでオープンにした。
日も昇り、気温も20度を超えたためそろそろ平気かと思ったのだが、まだ多少寒かったため足元にヒーターを入れた。
富士山の中腹には草木の色なのか赤い色が見えていたが、山頂付近は所々白かった。
雪だろうか。
御殿場から箱根方面へスカイラインを行く。
四国では雨だったせいか鳥が鳴いていなかったが、ここへ来て少しだけ鳥の囀りを聞いた。
陽を浴びた草木の香りも芳しい。
富士山は残念ながら雲の中だったが、駿河湾が綺麗に見渡せる。
バイクやオープンカーの最大の魅力は、風を感じられる点だ。
自分の目の前に空が広がり、風が体に直に当たる感覚が堪らなく心地良い。
風に癒され、ストレスが空の彼方に吹き飛んでゆくような気がする。
バイクやオープンカーに乗らなくても、フェリーでデッキに出たいタイプの人には共感してもらえるだろうか。
この日の目的地は大涌谷。
しばらく入れなかったため、久しぶりだ。
まだ10時だというのに、駐車場へ入る車で渋滞していた。
入り口で注意喚起の紙を渡された。
体が弱い人、お年寄り、赤ちゃんは、まだしばらくは避けた方が良さそうだ。
前回バイクでスカイラインを通ったときには、展望台から見ても大量の煙がもくもくと上がっているのが見えたため、煙の量はだいぶ落ち着いたように思う。
依然警戒中のため、上には行けないようになっていた。
黒たまごはお土産屋さんで売っていた。
1軒目は一人で7袋ずつ買い占めるご婦人方のため、列に並んでいる間に売り切れてしまい、アジア人らしき店員さんが顔をしかめながら、
売り切れ。あなた、ある。あなた、ない。あなたもない。
と交通整理をしていた。
箱根もアジアからの観光客が増えて対応のためにスタッフに雇いいれているのだろうが、一瞬ここが箱根ではなく、アジアの市場にでも来たのかと思うような光景に出くわした。
別の土産物屋で黒たまごを買って食べた。
ホクホクしたじゃがべいもなかなか美味しい。
仙石原のススキの見頃はもう少し先になりそうだ。
お昼過ぎには箱根を後にして帰路についた。
東名では、空にパラグライダーが舞っているのが見えた。
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