車の買い替え〜我流ライフスタイルに合わせた車の選び方

718ボクスター

車を買い替えるきっかけ

シンガポール駐在中、日本に残してきたボルボC70(通称ボロさん)。

乗らなくなってから更にボロさが加速していて、そろそろ限界に近くなっていることを再認識した。

ボルボC70カブリオレ:インプレッションと16年経つ車の状態
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このまま乗り続けるために経年劣化している箇所を全取り替えるするか、車を買い替えるかという二択の中、次の車を探し始めた。

昨今の自動車業界の動きや電動化への流れなどを考えて、どうせならば新車にして色々とこだわり抜いた終の一台にすることにした(もちろんもう一台のディフェンダーは一生乗り続けるつもりである)。

新しい車の候補〜4シーターオープン

新しい車選びの条件として最初に挙げたのは、オープンで4シーターであること。

我々、ボロさんのおかげですっかりオープンカーの魅力に取り憑かれている。

BMW 8シリーズ カブリオレ(ディーゼルモデル)

初めに目をつけたのはBMWの8シリーズカブリオレのディーゼルモデル。

https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/8-series/convertible/2018/bmw-8-series-convertible-inspire.html

エンジンがディーゼルでかつ四駆のモデル。この2点にかなり惹かれた。

というのも、我が家の愛車で人生の相棒でもあるランドローバーのディフェンダーで、

  • ディーゼルの良さ(燃費の良さ・低回転からパワーの出るエンジン特性)
  • 四駆の安定性

といったものを感じていたからだ。

さらにはこの車、最新の運転支援システムも付いている。

なのだが、、、

値段の割には選べる色が少なかったり、また車の持つ雰囲気が我が家のライフスタイルには合っていない気がした。

というのも、8シリーズはお金持ちが乗る高級車というイメージが強く、拘り抜いて選ぶ一台といった感じの車ではないような気がしたのだ。

さすがはBMW、標準装備でほぼフルオプション状態だが、それでも1280万円からだ。

レクサス LCコンバーチブル

次にレクサスのLCコンバーチブルも候補に上がった。

単純に見た目のカッコ良さで惹かれた。

海苔グリーン(テレーンカーキマイカメタリック)のカラーが選べるし、日本離れしたスタイルも魅力だ。

LEXUS

ただ、、、モーターショーに実物を見に行った時に、あまりに華やか過ぎて普段使いができないな、と思ったのが正直な感想だった。

そしてもちろん値段も高い。

これも標準装備でフルオプションだが1500万円から。

BMWとレクサスのこの二台は車としては良かったのだが、我が家のライフスタイルと合わせて考えるとどうもピンと来なかった。

色々とこだわりが強い我々、知る人ぞ知る、というものが欲しい。

これらは誰でも知っている良い物であり、誰もが認める高級車だが、我々は別に高級車が欲しいわけではないのだ。

新しい車の候補〜 2シーターオープン

新車の4シーターオープンだと、他にはBMWの4シリーズもあるが、、、これは完全に好みの世界だが、顔にピンと来なかった。

これは困った、ここで手詰まりになった。

考えた末に方針を微修正することにして、4シーターに拘らず2シーターオープンの車まで加えて検討を始めると一気に選択肢が増えた。

中でも気になったのが、ジャガーF-type(2リッターモデル)、NDロードスター、ポルシェボクスターの3台だ。

ジャガーF-type(2リッターモデル)

F-typeは色の組み合わせなどがいかにも上品な英国車といった感じにしつらえることが出来、拘りの仕様でオーダー出来るため、終の一台としても魅力的だと思った。

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ただ、F-typeの中の2リッター直4ターボの廉価グレードを選んでも値段が高い。

外装内装の色などを選んでいくと1300万円ほどになる。

そして、オートマにも関わらずアダプティブクルーズコントロールがオプションでも選択できないところにモヤモヤが残った。

NDロードスター

NDロードスターは小型マニュアルスポーツカーとしてとても魅力的だ。

MAZDA ROADSTER / MAZDA ROADSTER RF|(NDロードスター)スポーツ|マツダ
人とクルマの間の「感覚」を徹底的に磨きあげた「マツダ ロードスター(NDロードスター)」。“走る能力”を最大限に引き出す技術、「KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)」などを搭載。

新車でマニュアルがあるのも嬉しい。

これでひさしぶりにモータースポーツもやってみたいと思ったのだが、これだと終の一台というとっておきの特別感まではない気がした。

かと言って、後でまた別の車に乗り換えるには値段が高過ぎる。

ちなみに新車の値段は320万円ほどで、エンジンは1.5リッターの普通の直4NAだ。

ポルシェ ボクスター

最初、ポルシェには高嶺の花というイメージがあったのだが、調べてみると素のボクスターならば頑張ればどうにかならないこともないことがわかった。

エンジンは最近の流れの2リッターダウンサイジング水平対向4気筒でいわゆるスバルと同じ形式だ。

ポルシェは“性能を売っている”だけあって標準装備が貧弱なことで有名だが、素のボクスターにこだわりの装備を付けていき、終の一台とするのは悪くない。

車両本体が2021時点で768万円からで、これにオプションの外装色や内装、必要な装備をつけて総額1000万円ちょっとの計算だ。

もちろん選ぶならマニュアルである。

最終候補はボクスター

そんななか、同じボクスターでも往年の自然吸気水平対向6気筒(4リッター)のマニュアルを搭載したGTS4.0の存在を知った。車両本体は1152万円。

Porsche 718 Boxster GTS 4.0 - ポルシェジャパン

電動化、ダウンサイジングが流れの今の世の中で、大排気量の自然吸気のマニュアル(でオープン)というのは世界を探してもこのボクスターGTS4.0しかない。

そういう意味ではこれが最後の車かも知れない。

ボクスターは見た目も派手ではなく、サイズも手頃なため、他の高価格帯の車のようなアピールはない。

しかし特にGTSの場合は、見る人が見れば普通のボクスターではなくとんでもないモデルだということがわかる。

確かに価格は高いが、これならば大切に乗って終の一台にしたい車だ。

そう思うと、一気にボクスターに惹かれていった。

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