随分時間が空いてしまったが、少し前にあげたのがディフェンダーのイベントに参加した話。
今回は、このイベント参加の後の長野での車中泊旅について書きたいと思う。
白馬塩の道温泉 倉下の湯
我々がイベントに参加し終わった時間が16時前。
辺りはすっかり夕暮れ時の趣きだった。
この辺りでは丁度稲刈りの最中だったようで、稲が刈られている田んぼと、黄金色の稲が実っている田んぼが混在していた。
田んぼを抜けて我々が向かったのは塩の道温泉 倉下の湯。
駐車場の反対側は車中泊専用の駐車場になっていて、テントを張るという感じではなかったが、大型のキャンピングカーやトレーラーが泊まっていた。
倉下の湯は入浴料一人600円。
年季の入った木造の建物で、脱衣所を抜けると洗い場があり、湯船は露天のみ。
ススキがサラサラと揺れていて、めっきり高くなった空にスッっと一筋の雲が流れているのを眺めながらお湯に浸かる。
本来であれば風や虫の音が聞こえてくるくらいの静かな場所の筈なのだが、白馬という土地柄のせいか、人が少なくない。
平日の空いている時間帯にきて、ゆっくりと寛ぎたい施設だ。
お湯は熱くなく、かと言ってぬるくもない、鉄の匂いのする茶褐色の湯。
熱いお湯好きの我々としてはもう少し熱いと嬉しいのだが、特に熱い湯が好きなわけではない人にとっては丁度良い湯加減なのだと思う。
含二酸化炭素・ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(中性高張性高温泉)の源泉掛け流し。
中性のため肌つる感はないのだが、よく温まった。
小谷の道の駅でかまどご飯
温泉の後は、食事をしてそのまま眠れる道の駅を探し、昔行ったことのある小谷(おたり)の道の駅へ向かった。
白馬からは車で20分ちょっと、148号線を糸魚川方面へ進んだところにある。
この道の駅は温泉併設で、以前入った時には柔らかい湯で悪くはなかったような微かな記憶があるのだが、今回は温泉に入ったばかりだったので食事をするだけにした。
ここのレストランはかまどご飯。
見える位置にずらっとかまどが並んでいる。
この日の日替わりかまど定食の刺身定食と、地物食材を使った塩の道御膳を頼んだ。
山に囲まれた長野でお刺身かと言う違和感もあったのだが、よくよく考えてみればここは日本海から程近いし、塩の道御膳の方は、信州サーモン、マス、ヤマメなど、川の魚が使われていた。
どれも脂が乗っていて臭みもなく、他の副菜もご飯も、どれをとってもかなり美味しかった。
中でもこの時期旬のキノコ汁には赤味噌が使われていて、お代わりしたいくらいの美味しさだった。
温泉のハシゴーおぶせ温泉 穴観音の湯
食事を済ませて外に出ると、まだ18時15分。
このまま眠るには時間も早いし、久しぶりに夜ドライブがしたくなった。
もう一件、どこかで温泉のハシゴをしようかと言うことになった。
「せっかくだから白濁の温泉に入りたい」と、こどらが言う。
長野で我々が気に入っている白濁温泉といえばい、たまに行く乗鞍温泉の湯けむり館か、一度だけ寄ったことのある小布施の穴観音の湯か。。。
結局、この時間から向かっても営業している穴観音の湯に行ってみた。
地元で愛される日帰り温泉施設という趣きで、入浴料は一人600円。
この温泉、何しろお湯が良い。
含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。
源泉掛け流しで、同じ源泉なのだが、内湯は白濁、露天は緑がかった透明の湯という不思議。
硫黄の成分が空気と反応することによって時間とともにお湯の色が変化するらしい。
硫黄の香りが丁度良く漂い、湯量も豊富。
pH8.14の弱アルカリで肌触りも柔らかく、クレンジング効果のある硫黄泉と、パック効果のあるナトリウム塩化物温泉が混じり合っているため、湯上がりの肌はすべすべになる。
次回から我々がこの方向に来た時には、立ち寄り必須になるかもしれない。
松代PAで車中泊
温泉の後は、翌朝の朝定食を求めて高速に乗り、松代PAで眠ることにした。
今はまだコロナの影響で高速道路の休日割引がない時期ゆえ、夜に入って朝出た方が深夜割引が効く。
温泉のハシゴをしたにも関わらず、就寝時間は21時半だった。
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