出発
今年の秋は異常に暑い。
10月2週目の土曜日も気温が高く、季節外れの半袖で十分な陽気だった。
我々の旅は車中泊になるため、車の中で寝ることを考えると暑い場所は極力避けたい。
本当は北へ向かった方が良いのだろうが、長い緊急事態宣言が明けて既に紅葉のシーズンに突入しているため、北は混雑することを思い、、、
今回は久しぶりに寸又峡へ行くことにした。
暑いとはいえ季節は秋ゆえ、まずは車内を冬仕様に変えてからお昼前に家を出た。
東名に乗ると渋滞とまではいかないものの車の量が多く、コロナ前の週末が戻ってきたかのような盛況ぶり。
辛うじて風は涼しいものの、秋晴れの空にはこの季節に似つかわしくない入道雲が湧いていた。
この日のお昼は駿河湾沼津のSAにて。
外のデッキ席で海鮮丼を食べた。
どちらも1600円くらいとなかなかのお値段だが駿河湾の海の幸に大満足。
デッキ席は眺めは良いのだが、暑くて風が強く、犬や子供が走り回っていて騒がしかった。
寸又峡
寸又峡は静岡SAで降りてから細くクネクネのヘアピンカーブが続く山道を登っていく事になるのだが、すれ違い注意の道にも関わらず交通量が多い。
急な山の斜面には茶畑が広がっている。
峠にあるレストハウスで一休み。
ここには熊注意の看板があって人気がないと怖いくらいに静かなところだが、この日は数台の車やバイクが止まっていた。
峠を抜け、川の水が水色に白濁した大井川沿いを進む。
途中から前をわかばマークの車が走っていたのだが、頻繁にすれ違いの対向車が来るため、左に寄り切れずに苦労していた。
寸又峡には毎回寒い時期に来ていたから、シーズンオフだったようで空いていたのだが、
今回は少し早い紅葉を見にきたのか、初めて賑わっていた。
土産物屋が全部開いていたし、大勢の人が街を歩いていた。
しばらく来ない間にオシャレなカフェのような店舗も出来ていた。
こういった秘境であっても、最近はオシャレスポットがないと流行らないという事なのだろうか。
こちらは寸又峡のお土産。
一見タバコの自動販売機のようで、実はお茶だというのが洒落ている。
ちなみに前回来た時には工事中だったトイレが出来ていた。
我々は今回、手前の土産物屋の駐車場に車を止めて、夢の吊り橋や食堂には立ち寄らずに温泉にだけ入って帰った。
仄かな硫黄臭のするヌルヌルの湯は、単純硫黄泉(低張性・アルカリ性・高温泉)でpH 9.07。
何度入っても気持ちが良く、湯上がりの肌もすべすべになる。
個人的にはここの温泉が一番好きかもしれない。
※温泉・夢の吊り橋・食堂をゆっくり巡った時の記事はコチラ↓から
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