大根島の夕暮れを満喫しながら、この先の予定を話し合った。
明日は出雲大社に行きたいと思っていて、もうそのすぐ近くまで来ていた。
今晩は松江で美味しい海の幸を堪能しようか、ということになった。
移動しながら松江のビジネスホテルをネットで予約した。
真っ赤な夕焼けが灰色の雲の向こう側に消えてから、辺りはすっかり真っ暗になっていた。
松江駅前のビジネスホテルにチェックインをして、これまたネットで検索した海鮮問屋博多へ。
少し遅くなってしまって、店に着いたのは20時だった。
お通しは、蟹味噌と、秋刀魚の塩辛、それから多分冬瓜の煮物。
まずは生ビールで乾杯してから、地ビールと地物焼酎の水割りを頼んだ。
ここは生け簀のある居酒屋で、力士の写真が並び、出てくる料理の量も多い店だった。
イカと甘エビの刺身。
透き通ったイカの甘さは格別で、甘エビも美味しかった。
隣の県の地物ではあるが鳥取砂丘らっきょうを頼んだ。
我が家では見る度に必ず頼む定番だが、鳥取砂丘らっきょうは他のらっきょうより断然美味しいと思う。
クロモはもずくより太い海藻。
三杯酢なので味はもずく酢と変わらず、噛みごたえがある感じ。
宍道湖のシジミ蒸し。
島根ブランド牡蠣の焼き牡蠣。
大山地鶏の炭火焼も柔らかくて香ばしかった。
こどらが昔修学旅行で訪れた際に食べて感動し、いつかまた食べたいと思っていたというイチヂクの天ぷら。
シメのカニ雑炊は想像より量が多くて食べ切れなかった。
どれも味は濃くはないがしっかり目についていて、食べ応えも十分で大満足。
お会計は12000円くらいで、量を考えると思ったよりも安かった。
満腹のお腹を抱え、駅前を散歩しながら宿に戻ることにした。
翌日は日曜。
台風18号が九州に上陸する恐れのある日だ。
松江にはまだ、雨も風もなかった。
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