2014夏 北海道旅行記10〜知床クルーズ

2014夏 北海道旅行記

★2014/9/16 昼 

今日のアクティビティは知床クルーズだ。

平日だったため予約はせず、到着時間から一番近い時間に船が出るゴジラ岩観光へ向かった。

時間も値段も一番手ごろな3300円のコースを選んだ。

カムイワッカの滝で折り返す、一時間のクルーズだ。

ゴジラ岩観光の事務所から歩いて船に向かうのだが、港の脇に、ゴジラの形をした岩があった。

港から小さな船に乗り込むと、安全のために救命ベストが配られた。

我々は風に当たるのが好きなので、客室には入らずにデッキに座った。

海は真っ青で、これぞまさにマリンブルー。

天気が良く、風が強くて船は揺れたものの、爽快で解放的、気持ち良さはこの上なかった。

断崖絶壁を海面から見上げ、少し沖に出ると知床連山が見渡せた。

水が透明で感動するほど綺麗だった。

カムイワッカの滝の付近は、流れ込む温泉成分で海の色がエメラルドグリーンになっていた。

乙女の涙や象の形をした岩など、見どころになると船の速度を落として紹介してくれるアナウンスが、まるで綾小路きみまろのような名調子で楽しかった。

我々は見所になると席を立ったり座ったりしながら、沢山の写真を撮った。

このクルーズで見ることのできる野生動物のうち、大鷲はいたのだが、ヒグマには遭遇しなかった。

実はこのクルーズ、最初は乗ろうかどうか迷っていたのだが、乗ってみて大正解だった。

我々が思わず「しれとこうじきみまろ」と命名した船長さんの軽快なアナウンスは是非聞いて欲しいし、何より、このクルーズをテレビの映像で見たことはあったが、実物の断崖絶壁の迫力は比にならなかった。

お昼は近くの道の駅でオホーツクの海鮮丼1800円と、幻と言われる希少なぶどう海老二尾で2000円を食べた。

しっかりとした歯ごたえがあり、濃い海老の味がした。

海鮮も新鮮で、ご飯も甘く、美味しい香の物が食べ放題だった。

道の駅にはひぐま遭遇への注意書きだけでなく、観光客が無責任に餌を与えるとクマが街に降りてきてしまうため、餌やり禁止の注意喚起もあった。

言うまでもなく、地元の人も危険だし、里に降りてきたクマも殺されてしまう。

我々観光客だって危険だし、北海道でキャンプが楽しめなくなってしまうのも悲しい。

よく旅の恥はかき捨てなどと言うが、一人の大人として、己の行動には責任を持ちたいものだ。

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