珍しい時期に休みが取れたため、前から一度見たいと思っていた長年の念願である流氷を見に行くことにした。
時期的には少し早いため、見られるのかは微妙なところだが、とりあえずチャレンジしてみることにした。
ただ、天気予報ではしきりと「最強寒波」の予報が流れ、特に日本海側を中心に北日本で猛吹雪の可能性があるということだった。
いつもように何となくの目的地があるだけで出発した自由気ままな旅ゆえ、天気や状況を見ながら進むことにした。
実は9月に北海道を旅したばかりで、こんなに短期間に2度も訪れるのは初めてだ。
最強寒波の出発
都内で用事を済ませ、節約のために上野から4号を北上して、浦和から東北道に乗ったのは金曜日の20時のことだった。
確かに風が強かった。
那須では雨から雪ぱらつき、すぐに止んだ。
高速道路脇に設置された気温計は3度を表示していた。
福島では、風が強いため横殴りの雪になった。
時折車体が風に煽られるため慎重な運転は必要だが、心配するような特別な天候ではなかった。
この晩は安達太良SAで車中泊。
東北道を青森へ
翌朝は氷点下2度、曇り。7時に起床した。
夜中には風で車体が少し揺れるくらいで、寒くもなかった。
起き出してSAで情報を確認すると、夜中の間に仙台の先で吹雪による通行止めが起きていたが、すぐに解消するだろう。
まずは腹ごしらえだ。
フードコートで豚汁納豆定食と桃ジュースを買って二人で分けた。
8時20分に車に戻ると気温は0℃まで上がっていた。
走り始めると少し雪がぱらつき、宮城に入ると晴れた。
案の定、通行止めは解消されていた。
お昼は菅生PAで牛タンを食べるつもりだったのだが、10時前に着いてしまったため諦めて前沢SAへ。
ここで前沢牛の焼肉丼と、牛タンバーガーを食べた。
牛タンバーガーは、牛タンを食べ損ねたコドラが諦めきれずに菅生PAで買ってきたもので、前沢SAのフードコートにレンジがあったため温めて食べた。
至って普通のハンバーガーで少しだけ牛タンが混じっているのだが、味というより食感を感じる程度のもので、前沢牛の焼肉丼の方が美味しかった。
酸ヶ湯へ
この日の温泉は酸ヶ湯で入って行くことにした。
というのも、函館上陸の時間を考えると、北海道についてから温泉に入ることは時間的に難しかったからだ。
酸ヶ湯付近には他にも色々と温泉はあり、実はそのうちの1つが第一希望だったのだが、冬季休業中。
この時期は宿時代はやっていても日帰り入浴を休止しているところも多い。
冬の間の酸ヶ湯へは黒石からは行けないため、一旦青森まで行ってから南下することになる。
東北道を北上し、秋田県、青森県と進んでも雪が少なかった。
年々積雪量が減っているという噂は本当らしい。
途中、津軽PAで休憩した。
PAの建物の中にはねぶたの飾りが展示してあった。
コメント