この旅最大の目的は、ひろめ市場で鰹のたたきを食べること。
前回はビジネスホテルに泊まったが、今回はまだ車中泊をしていないので、近くの車中泊スポットを二箇所リサーチしておいた。
一つ目の高知城手前の駐車場は、夕方で閉鎖されていた。
もう一つの車中泊スポットは駅前の繁華街を南に下り、天神橋駐車場。
台風後で増水していたが、水は引き始めており、天気予報でも雨はないようだったので、そこにした。
車中泊料金があって、12時間1000円、24時間1500円。
ひろめ市場までは徒歩10分もかからないくらいだ。
台風の影響か閉まっている店も多かったが、目当ての藁焼きの鰹のたたき、明神丸は営業していた。
塩たたき寿司と柚子サワー。
タレ。一般的なたたきだ。
塩たたき。柚子酢をつけて食べる。
香ばしく、変わらぬ美味に大満足。
前に食べた時は塩たたきの方が美味しく感じたが、今回は僅差でタレに軍配。
体調のせいか、柚子酢が、前回の方が爽やかさが際立っていたような気がしたためだ。
とはいえ、つまるところ、どちらも絶品だ。
アオサの天ぷらも美味しかった。
お酒はいれずに2500円程。
腹八分目で切り上げ、地元居酒屋へ。
駐車場に戻る途中にある、咲くらという居酒屋に入った。
高知では、居酒屋の看板が出ていないため何が食べられるのかわからず入りずらい気がするのだが、ここは外にメニューが出ていたし、ボサノバのかかる、洒落た雰囲気の店だった。
ここで二度目の乾杯をした。
柚子サワーとたんたかたんの水割り。
山芋すりおろし揚げと、ナスと蛸の炒め、それからしんこの刺身を頼んだ。
ナスと蛸の炒めにも、しんこの刺身にも、たたきに添えられているような生ニンニクスライスがついていた。
下に敷いてあるのはリュウキュウという地元野菜。
味はほぼ無味だが食感がフワフワ、シャキシャキで面白い。
キュウリとナスを足して二で割ったような味だった。
地元では青魚と合わせたり、お味噌汁の具にしたりするそうだ。
しんこ、リュウキュウ、ニンニクを同時に口に頬張ると、たんたかたんと良く合う。
たんたかたん4杯に柚子サワー、料理3品で6000円だったから、
安い居酒屋というわけではないが、どれも美味しかったのでお勧めだ。
この店にはお品書きはあるのだが、メニューに値段が書いていなかった。
外にメニューが出ていない店が多いのも、メニューに値段を書かないのも、高知流なのだろうか。
ここは蕎麦が絶品のようで、何故だか蕎麦には値段が書いてあったのだが、どれも1000円ちょいで手頃だった。
戻る途中、これまた台風の影響か、月が二つに割れて見え、幻想的だった。
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