竜が窪の後は、近くにある龍神の館へ向かう。
田んぼの脇にある温泉施設だ。
入浴料1人600円の塩化物泉。
敷地も露天も広くて開放的。
清潔で空いていて、まずまずだった。
お湯は我々の好きな系統で若干のヌルヌル系。
出た後の肌はスベスベになった。
ちょうど昼時になったから、施設に置いてあった観光マップで地元の名物を探した。
魚沼なのでお米が食べたい気もしたが、名物のへぎ蕎麦を食べてみることにした。
由屋というところが美味しそうだったので行ってみると、まだお昼前にも関わらず、人気店なのだろうか混んでいた。
へぎ蕎麦2人前とてんぷらを頼んだ。
へぎ蕎麦とは、ふのりを繋ぎに使い、へぎという器に盛った名物の蕎麦のことだった。
ツルツルと喉越しが良く、噛むとコシがある。
ところてんと蕎麦を足して二で割ったような、と表現したら、うまく例えられているだろうか。
ワサビではなく辛子が出てきたのには驚いたが、食べてみると、これが合う。
胡麻、七味、柚子七味が傍に置いてあったが、七味と辛子の組み合わせが一番美味しかった。
蕎麦の量がかなり多く、辛子は逆に足りなくて、もっと欲しいくらいだった。
印象的だったのは食べ方が難しいということだ。
一山が大きく、半量取ろうとすると蕎麦が長いためうまく取ることが出来ず、崩れて見た目が汚くなる。
仕方なく一山を丸ごと汁に投入してから食べたのだが、東京で生まれ育った我々には蕎麦つゆに蕎麦をべっとりつけることには若干の抵抗があった。
ただ、へぎ蕎麦が濡れており、つけ汁自体が濃くはないようで、そうやって食べても味は濃くならなかった。
天婦羅はサクサク。
今まで食べた天婦羅の中で、もしかすると一番の美味かもしれない。
えびしそ、若竹、ピーマン、ふき、ズッキーニ、カボチャとバラエティーに富んでいたが、蕎麦より先に出てきて、熱々を食べようとするとどうしても先に食べきってしまうことになるので、タイミングだけが若干残念だった。
蕎麦は少量にもできるらしく、次回は少量を頼もうと話した。
テーブルに生にんにくが置いてあったが、あれは食べるのか、はたまた魔除けか…
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