下関から高速に乗って、8時半過ぎに壇之浦PAに立ち寄った。
橋の向こうには九州が見える。
ここが平家滅亡の合戦の舞台だ。
本当はここで朝定食でも食べようかと思っていたのだが、改装中で売店しか営業していなかった。
フグの棒寿司を買って、車の中で食べながら、この先のルートを考えることにした。
包み紙に「フグ」ではなく「ふく」と書いてあるのが、下関で下関名物を食べているという実感が湧いて嬉しくなる。
ふくの棒寿司は、フグの淡白さはそのままに、酢飯との相性も良く、
ポン酢と紅葉おろしをつけるとその味の方が際立ってしまいがちにはなるのだが、上品な味で美味しかった。
さて、お腹も満たされたところで、この先のルートだ。
今回九州で行きたいと思っている目的地は、阿蘇、高千穂、湯布院、別府あたり。
「あとは博多で鶏皮も食べたいし、長崎は2人で旅に行ったことはないから寄りたいよね。でも台風で九州入りが遅れたし、全部回るのは忙しいか。」
「一番の目的は、前に行った時は増水で乗れなかったから、リベンジで高千穂でボートに乗ることだよね、20日の夜まではライトアップもしているし。」
ということで、、、今回は博多と長崎は諦めて、熊本と大分に絞ることにした。
「どうやって向かう?どんな順番にする?大分道にするか、博多を回って九州道か、、、」
「あ、小倉南から一般道で南下すれば真っ直ぐ阿蘇に出られるみたいよ。」
「それなら阿蘇から高千穂に行って今晩ライトアップを見て、明日の朝ボートに乗ればいいね。」
それでは、いざ出発!
関門橋を渡る。
九州に上陸!
小倉南から一般道に降りて、322号線を南下した。
道すがらの田んぼでは台風の影響で稲が倒れているのが見えたが、
その他には川は増水していなかったし、台風の爪痕はないように見えた。
九州にはまだ夏の名残りがあって、潰れかけてはいるものの、入道雲が湧いていた。
街道脇には彼岸花が咲いていた。
植えているというよりは、自生しているのだろうか。
福岡の南部に差し掛かると、台風の痕跡があちらこちらにあった。
崖崩れを防止するために片側通行になっていたり、古い舗装路が崩れて工事をしている場所もあった。
川では木が倒れ、電線が崩れていた。
うーむ、、、これは台風18号の影響ではなく、熊本大地震の影響なのかもしれないが。。。
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