大室山
雲行きが怪しくなってきた。
空一面が薄暗い雲で覆われ、いつ雨が降り出してもおかしくない。
この後は大室山の絶景を見せに連れて行くつもりだったのだが、天気がどうだろう。
友達夫婦はこの晩の深夜便でシンガポールへ帰るため、22時までに羽田まで送り届けることになっていた。
伊豆から羽田までは3時間から3時間半くらい。
夕飯を食べてから向かうにしてもまだ時間がある。
ということで、大室山ツアーを決行することにした。
リフトは17時までで、16時半に着いた。
幸い雨は大丈夫そうだが風はある。
おまけに頂上は寒そうだ。
日本にいると今の季節は冬が終わり、徐々に暖かくなってきたところなのだが、
南国シンガポールから来た友人夫妻にとってはただでさえ今の気候は寒いという。
しっかりと上着を着込んでリフトに乗り込んだ。
想像通り頂上は寒かった。
以前訪れたときのような強風ではなかったが、この日は曇っていて絶景の全貌を見ることは出来なかった。
山の向こうに沈みつつある夕焼けの光が、雲の合間から少しだけ射していた。
山頂の遊歩道を、写真を取りつつも足早に一周回った。
下りのリフトに乗り込んでいる間に、登りのリフトが終了した。
ウォーリーを探せのようになっているが、眼下に小さく愛車が見えた。
いつも思うがディフェさんことディフェンダー110は我々の旅の相棒だから、遠くから姿が見えたり、しばらく離れて戻る時には「お待たせ」と言いたくなる。
伊東の磯料理
その後は伊東へ北上し、マリンタウン手前の開福丸という磯料理屋さんへ。
鯵のたたきやキスのフライのついた御膳を頼んだが、フライはサクサクで、鯵のたたきが新鮮で絶品だった。
羽田へ
18時過ぎに羽田へ向かい、到着したのは21時過ぎだった。
渋滞にも掛からず、予定通りだった。
友達夫婦も日本を大満喫して喜んで帰っていったし、伊豆は誰かを案内するにも良い場所だった。
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