弓ヶ浜
続いて弓ヶ浜海岸へ。
駐車場は海岸の目の前にあった。
潮風がまだ肌寒いが、白い砂浜と椰子の木は南国ハワイを彷彿させる。
暑い国から来たシンガポール人の2人は、
「生まれて初めて寒いビーチにきた」
と言っていた。
ここは浜の形が弓の形をしているため弓ヶ浜だ。
美しいビーチで、波打ち際の浅瀬の海面には、時折山の影が映っていた。
帰りにビーチ沿いを一頻り走ってから道に出ようとしたら、車一台が通れるくらいの狭い道に出てしまった。
幸い対向車に出会わずに抜けられたが、元来た道を戻るのが得策だったようだ。
シンガポール人の友達は、この旅で、日本人のドライバーのマナーの良さに驚いていた。
石廊崎
次に向かったのは石廊崎。
昔は海岸近くにある地元の駐車場に車を停めて、長々と山を登っていったのだが、
今は山の上の方にオーシャンパークができていた。
山の下の駐車場も、オーシャンパークも、どちらも有料で500円だったから、歩く距離が短いオーシャンパークに停めた。
オーシャンパークの綺麗な建物を抜けると白亜の灯台まではすぐだった。
断崖絶壁の狭い遊歩道を海を見下ろしながら歩く。
この断崖には神社があり、遊歩道の脇の木にはおみくじが結びつけてあった。
眼下で岩肌にうちつける波には迫力がある。
視界が開けると、その先が岬の先端だ。
急な階段を降りると神社がある。
石室神社といい、海上安全と学問や産業の神様を祀っている。
岬の本当の先端にも小さな社があって、そちらは縁結びの神様だ。
帰りに先ほど降ってきた階段を下から見上げると、本当に急だということがよくわかる。
オーシャンパークへ戻って、塩ソフトを食べた。
道すがらにも塩アイスという看板があって気になっていたのだが、
オーシャンパークの塩ソフトは、ソフトクリームに温泉100パーセントの塩を振りかけて食べるというものだった。
下田にある塩泉から作られた塩らしい。
濃厚なミルクの甘さと塩味がベストマッチの、下田に来たら是非味わってほしい味だった。
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