我が家のボロさんことvolvo C70。
以前からクーラントが漏れていて、簡単にはみてもらったが原因不明。
当たりをつけて高い部品を交換しても直るとは言い切れないのが車。
仕方なくクーラント液を注ぎ足しつつ乗っていたのだが、最近漏れが酷くなっていた。
マックスまで入れても、一日も経つとミニマムラインを遥かに下回って液切れ、、、
あまりに酷いから、漏れ止めを買ってみた。
アマゾンで頼んだら翌日には届く。

車の漏れは常にこんな感じ。

ボンネットを開けるとこうなっている。
液が見えない時もあったりする。

漏れ止めはよく振って入れる。
最初は車のサイズに見合った量を入れたんだけど止まらないから追加して入れた。
キュウイジュースのような液で、この粒々が漏れている箇所の亀裂に入って塞いでくれるらしい。

それから1週間、どうやら漏れは止まっているようだ。
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- 2019/08/29(木) 08:16:02|
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日曜の朝は5時に起きて6時に家を出た。
この朝の気温は22度で、秋の気配を感じさせる涼しさだった。
前日に運動のために買った真新しいバトミントンを持って出かけることにした。
どこか空気の良い高原でバトミントンをするためのドライブだ。
本当は我が家のバイク、ブラックバードのクロスケ(コドラ命名)でツーリングに出かけたいと思っていたのだが、
真夏のバイクは体力を奪われるため、もう少し涼しくなってからにしよう、と言うことになり、この日はボルボでオープンカードライブだ。
高速に乗る前の時点で寒いくらいで、この日がバイク日和だったことを痛感し、バイクで来なかったことを後悔し始めるのだが、、、
旅の始まりはいつものガソリンスタンドで給油をして、ドトールのコーヒーを飲みながら。

コドラは寒いと言って、膝掛けを使い、温かいコーヒーを飲んでいた。
東名に乗ったのは6時半過ぎで、曇っていた空はいつの間にやら晴れていて、見上げると青い空に薄い雲がかかっていた。

太陽が顔を出すと一気に気温が上がる。
寒すぎるかもしれないと心配した山間部でもちょうど心地良い温度だった。

この日も富士山は雲に隠れていて、向かう先が霧で曇っていたためもしや豪雨でも降っているのかと雨雲を調べてみたのだが、富士山付近に雨雲はなかった。

途中足柄SAでお昼用にパンを買い込み、御殿場で高速を降りて水ヶ塚へ。
確か広場があった気がするから、バトミントンくらいはできるはずだ。
無料滞在は1時間までだが、軽く運動をして早めに切り上げるには丁度良い。
自衛隊と米軍基地の間の道を登っていくと、ちょうど射撃の大会か何かがあるようだった。

水ヶ塚は富士山の2合目。
今の時期は2合目から5合目にマイカー規制が敷かれていて、富士山登山客はここでマイカーからバスに乗り換えることができる。
これから富士山に登るらしき登山客が沢山いたし車も満車に近かったが、肝心の富士山は、この日ここからも、厚い雲に覆われていて見えなかった。

水ヶ塚は何度も訪れたことがあるが駐車場から出たことはなく、広場があるのは知っていたが、実際に来たのは初めてだった。

早速バトミントンをした。

遊びに近いユルイ感じでも、10分もすれば汗をかくし、良い運動になる。
途中、早めのランチ休憩で足柄SAで買ってきたカレーパンを食べた。
パン生地もサクサクで美味しいし、中のカレーも美味しい。

一休みしたらまたバトミントンを再開。
30分ちょっとはしただろうか。
広場の周りにはトレッキングコースがあり、森林浴をしたがら歩いたり走ったり出来るようになっている。

今まで全然知らずにいたが、腰切塚という展望台もあり、そこからの富士山も綺麗だという。
展望台までは片道15分から20分らしいが、行っていると1時間を大幅に超えてしまうし、山道に入る服装をしてきていなかった。

また今度、富士山が晴れている時に出直すことにして、この日は水ヶ塚を後にした。
御殿場へ引き返す下り道には自転車の若者がいて、風の抵抗を避けるために低姿勢になったり、下りカーブでは曲がる方向の膝を曲げ、横45度に足を開いた姿勢をキープしながら走ったりと、独特な走り方で60kmくらいのスピードで駆け下りていた。


水ヶ塚から御殿場へ一気に降りると、ペットボトルが気圧のせいで凹んでいた。

高速に乗ったのは10時半過ぎで、下りの混雑が始まっていたが、上りは空いていて快適だった。
お昼前には自宅に着いたから午後は丸々時間が出来たし、やっぱり早朝ドライブは最高だ。
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- 2019/08/27(火) 08:05:57|
- 富士山(D)
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日曜の朝はコドラの両親宅を早目に出た。
10時前に中央道に乗れば混み合う前に通り抜けて、お昼過ぎには東京に帰れる気がしていた。
車を走らせてすぐに
「じゃあこのまま高速に乗るよ?」
とコドラに声を掛けると、乗り気ではない返事が返ってきた。
「なんか緑が足りない」
と言う。
このまま帰れば時間的にも体力的にも余裕なのだが、確かに何か物足りない。
ということで、下道を秩父へ抜けて帰ることにした。
長野と秩父の下道といえば中津川林道だ。調べてみたら暫く閉鎖されていたが通れるようになっていた。
まずは国道299号メルヘン街道を通り、山へ登ると一気に涼しくなった。

麦草峠は標高2100m。
駐車場があったので停めると、遊歩道の案内板に「白駒池」と書いてあったので行ってみることにした。

我々、てっきり車を停めた場所が麦草峠と思っていたら、実はまだ麦草峠の手前で、遊歩道で麦草峠まで歩けるようになっていた。
麦草峠にも駐車場があり、レストハウスのようなものがあった。
そこから更に遊歩道を歩いて白駒池へ行くようだ。

高山植物保護のネットを潜り抜ける。

鹿だろうか、獣の足跡があった。

涼しくて草木の香りが芳しい。
空にはトンボが飛び交っている。
森林浴をしながら気ままに歩いていたのだが、ふと気が付いた。
まだまだ白駒池は見えてこないが、道はどんどん山深くなっている。

でもどうやら車道と並行して進んでいるようで、車の行き交う音がする。
これは恐らく、白駒池の近くまで車で行けるに違いない。
怠け者の我々、引き返して車で先に進むことにした。
案の定、少し進むと白駒池の駐車場が出てきた。
観光地になっていて、駐車場も広いししっかりしたレストハウスが備わっていた。
駐車場は有料で500円。
満車に近く、沢山の人で賑わっていた。

ここからは整備された板張りの遊歩道を歩く。

もののけ姫にでも出てきそうな苔生した原生林が続いている。


先ほどの遊歩道を歩いてきていたら、1.1kmあったようだ。

目的の白駒池に到着。

こんなに沢山の人がいて、三脚を抱えたカメラ好きらしき人も沢山いたから、一体何があるのかと期待したのだが、特には何もなかった。
キャンプ場があったのだが、森林の中でのキャンプとは珍しい。
木の板の上にテントを張ることができるようになっていた。

車に戻るとお昼前になっていて、お腹が空いてきた。
山道と林道に入るため、麓のコンビニで買い込んでおいたおにぎりを食べながら先を急ぐ。
南北村を抜け、川上村へ入ると気温は21度だった。
この辺りは畑が広がっていて見晴らしが良く、トラクターが稼働していたりと、なかなか絵になりそうな道だった。

県道68号。
意外にも車通りが多く、大きなトラックと頻繁にすれ違った。
三国峠を目指して狭い山道を行く。
雨が降り始めて、水が道の上を川のように流れていた。

ライダーにも人気の道だけあってバイクと行き合ったが、意外に対向車がいたりして、通行注意だ。
三国峠に着くと外は小雨が降り、霧に包まれていた。

ここから秩父へ抜ける道が、舗装されていない林道になる。



↑写真は中津川林道を走るディフェンダー。
林道は秩父に差し掛かり、三国峠から1時間程で一般道へ出た。
秩父からの下道が怠いのだが、混み合う街道を避けて山伏峠を青梅へ抜けて返ってきた。
ここも23度と涼しい道だった。
諏訪を朝出て夕方に自宅に着いたため、時間は掛かったのだが渋滞には遭うこともなく、猛暑も避けられ、予想以上に楽しい復路になった。
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- 2019/08/23(金) 08:49:56|
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お盆休み最後の土曜は長野に出かけた。
涼しくて、緑が多くて、白濁の硫黄泉に入ることが出来る場所を考えて、白骨温泉か乗鞍高原辺りに行ってみることにした。
我々はヌルヌル温泉も好きなのだが、夏にはやはり、さっぱりした硫黄泉が堪らない。
乗鞍にはスカイラインもあるようだし。
この日の気温は31度、午後から酷暑の予報だった。
8時半に自宅を出た後、趣向を変えて途中まで国道20号を行くことにした。

大垂水峠超えたのだが、まだ新しいタイヤ痕があった。

ここは昔メッカだった場所だから、所々に昭和の遺産のような若者の暴走を嗜めるような看板が残っていたのだが、まだまだ現役で走り屋が走っているようだ。
ノーストレスだったが時間はかかり、相模湖から中央道に乗ったのは10時だった。
お盆最後の土日とあって車量が多かった。
いつもは甲府過ぎれば空いてくるのだが減らず、長坂から出る車は長い列を作って並んでいた。

11時半に諏訪湖でお昼を食べた。
ざる蕎麦と、冷たいタンタン山賊うどん。
もともと山賊焼きは松本の郷土料理だったようたが、最近は有名になってきて、諏訪湖SAでも食べることが出来る。
温かい蕎麦に乗っけたものもあったが、冷たい方が良かったのでこれを選んだ。

食後は上島珈琲で、高原のソフトクリームとココナッツミルクコーヒーを買った。

蜂蜜が置いてあったので、この間清里からの帰り道にある向日葵畑で食べた蜂蜜ソフトを思い出してかけてみた。

普通の濃厚な蜂蜜だったから、美味しかったのだ甘ったる~いソフトクリームになってしまった。
乗鞍には13時半に到着した。
いつもは湯けむり館という日帰り温泉施設に行くのだが、この日は共同浴場に行ってみることにしていた。
湯けむり館を通り越した場所にあるビジターセンターの駐車場に車を停めた。

ここから徒歩で250m、来た道を戻って湯けむり館を通り越し、川を渡った向こう側にある筈だ。

橋を渡るとすぐ右手に砂利道が。
熊注意と書かれているが、どうやらここのようだ。

小道を進むとすぐに目指す共同浴場 せせらぎ湯 が出てきた。

ここは無料で、白濁の硫黄泉の源泉掛け流し。
無人でトイレもなく、小屋の中は男女別の脱衣所と半露天の浴室があるだけ。
浴槽も小さく、4人も入れば満員だ。

温度は42度に調整してあるようだが加水はなし。
すぐ傍には川が流れていて、せせらぎというよりは勢いの良い川音がザーザーと聞こえていた。
実はここ、6月末には熊が出没したらしい。
何かあれば通報するように張り紙が貼られ、入る前には人がいることを知らせる為に熊除けの鈴を鳴らすように書かれていたのだが、、、
男女共にその鈴が明らかに引きちぎられていた。

こういうことをする自分勝手な輩がいるとは、日本の民度も低くなったものだ、と言いたくもなる。
温泉を楽しんだ後は、この後どうするか作戦会議だ。
乗鞍は観光センター駐車場から先はマイカー規制で、スカイラインはバスでしか行けないという。
それではつまらないので行くのはやめて、硫黄泉のハシゴで白骨温泉へ向かった。
観光センター傍の山道が白骨温泉への近道だった。

白骨温泉にも共同浴場があった。
日帰りの公共野天風呂だ。

目の前の駐車場に車を停めることが出来る。

時刻は15時で最高気温の出る時間帯にも関わらず、この時の気温は24度。
温泉は階段を川沿いへ下ったところにあった。

共同風呂とはいえ人気のようで混み合っていて、入浴料も1人510円だった。

湯は白濁の炭酸水素塩泉で掛け流し。
源泉温度が低いため加温している。
露天のみだが洗い場もあり、シャンプーやボディーソープもついていた。
我々が入ったときは丁度混雑が緩和されて空いている時間帯だった。
誰もいなければ写真も撮れると書いてあったため遠慮なく撮らせて貰った。



露天だけなのだが川縁にあり、掛け流しの湯が岩を伝って川へ流れ込んでいた。
こちらの川も勢いのよい清流だった。
同じ白濁だが、先程の乗鞍とは泉質が違った。
こちらは白濁さが薄く、硫黄の香りもするが、それと同じくらい鉄の香りがした。
肌触りも違っていて、温泉に浸かった肌はキュッキュッとなるような感じだった。
湯から上がると待合所では無料の温泉粥が食べられるようになっていた。

昔、白骨温泉には入れずに飲泉だけしたことがあり、びっくりするくらい不味かった記憶があったのだが、滑らかで何の味もつけずに食べても美味しかった。

車に戻ると16時だった。まだ日も高い。
この辺りなら涼しいため車中泊も出来るのだが、久しぶりにコドラ両親が今住んでいる諏訪の家に泊めてもらうことにした。
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- 2019/08/22(木) 18:37:14|
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山形から福島までは西吾妻スカイバレーを走った。

白布峠ではバイクと車の衝突事故があったようで、警察が来ていた。
この道も山並みが綺麗で、檜原湖が見下ろせた。

山を降りるといよいよ五色沼なのだが、時刻は13時。
数件しかないレストランはどこも行列が出来ていた。
ビジターセンターの無料駐車場に車を停めて一番近いイタリアンレストランに入ったのだが、待ちの順番は6番目で、テーブルに通されるまで45分待ちだった。
なかなか美味しかったがお値段は観光地価格なのか若干高め。
スプーンが用意されていないのと、日本では珍しくかなりのアルデンテであることを考えると、イタリア流なのだろうか。


食後に五色沼へ向かうべくビジターセンターから遊歩道を歩いて、いつも停める五色沼の駐車場へ。

初めて人の沢山いる風景をみて、正直驚いた。

レストハウスでお昼も食べられるという情報はあったのだが、いつも冬の夕方にばかり来ていたため閑散としていて誰もおらず、、、
レストハウスはすっかり廃れて廃墟になっているようなイメージがあって、並んででもイタリアンレストランに入ったのだった。
なんだ、レストハウスがやっているのなら、時短のためにもこちらに来れば良かった。
人で賑わう五色沼で、待望のボートに乗ることが出来た。

見えている範囲はそれ程広くないのだが、奥にも続いている。

五色沼というのは正式には五色沼湖沼群と言い、複数の沼の総称だ。
ここは一番大きい毘沙門沼。
湖によって見える色が異なるというが、この毘沙門沼一つだけをみても場所や光の加減なのか水の色が違う。



ボートは手漕ぎで30分か60分を選べる。
我々は勿論60分にしたので、新しいボートを回してもらえた。
沼が広く、奥まで行ったり、より早く漕げる漕ぎ方の練習をしたりして遊んでいるうちに1時間経ってしまった。
高い場所から見下ろすと、また水の色が違って見えた。

五色沼の散策路を歩いてみたかったのだが、夕方は熊やアブの活動時間になるし、何より暑いためやめておいた。
レストハウスで五色沼ソフトと桃ソフトのハーフアンドハーフを買った。
五色沼ソフトは塩味で、ソルティさとフルティさとがちょうど良い塩梅で美味しかった。

車に戻り、ナビに自宅入れると6時間の距離だった。

時刻は16時だったから充分に帰れる距離だ。
この日は3連休半ばの日曜だったから、帰って翌日は体を休めることもできるし、どこかであと1泊することもできる。
真夏の車中泊には涼しい場所をみつけなければならないため、とりあえず帰る途中にあるいわきに硫黄泉をみつけたので行ってみることにした。
往路と同じ猪苗代磐梯高原ICから磐越道に乗り、いわき湯本で降りた。
下道を10分くらいの場所にある さはこ湯 が、この旅最後の温泉だ。

駐車場はあるのだがスペースがなく、徒歩6分の場所にある石炭化石館の駐車場も利用できるというのでそちらに車を停めた。

どんなところかよく知らずに駐車すると、建物の方から不気味な音がして驚いた。
古い炭鉱から聞こえているかと想像するから尚更不気味に思えたが、後から調べるとこの施設内の擬似坑道で、それらしい音を再現していたようだ。
さはこ湯の館内には冷房がなくて暑く、建物のレトロな雰囲気と相まって昭和の夏にタイムスリップしたかのようだ。
それでも硫黄泉の源泉掛け流しを230円で堪能できる公衆浴場とあって混み合っていた。
内湯のみの小さい施設で、湯船は2つ。
大きい方は43度くらいで、小さい方は熱かったので45度くらいだろうか。
硫黄泉とはいえ柔らかい湯だった。
旅の最後に熱い硫黄泉に入ることが出来たのは嬉しい。
湯から上がると19時で、すっかり陽が暮れていた。
常磐道で一路東京へ向かう。
ライトの無い暗い高速だが、空いていてストレスフリーだった。
途中のSAで大洗の干物定食をたべて、首都高の夜景を眺めながらの帰路となった。
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- 2019/08/20(火) 17:40:33|
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蔵王の共同浴場へ朝風呂に向かった。
駐車場はなく、近くの無料駐車場に車を停めることになる。
案内図に従って、バスターミナル向かいのガソリンスタンド傍の駐車場に停めて少し歩いた。

我々が入ったのは下湯共同浴場。

外には足湯と吹き出し口、入り口傍にはトイレがあった。

入り口のポストに200円払って浴室へ。
時刻は7時半で、ここは6時から開いている。
丁度空いた時間帯だったようで、貸し切りだった。

酸性の含硫黄 硫酸塩・塩化物泉の掛け流しだ。
白濁の硫黄泉は夏にサッパリと気持ち良い。
硫黄の香りと白い湯の花にも癒される。
熱々と思って行ったら案外そうでもなく、浴室の貼り紙を見ると、温度が高いために井戸水で加水して43度に調整しているという。
なんだか少し拍子抜けで物足りなさを感じる。
ここの加水がいつからかは知らないが、せっかく熱い湯を求めて共同浴場に来ているのに、近頃は観光客向けに加水して温度調節しているところが増えた気がする。
成分が強くて薄めているならともかく、熱くない共同浴場は魅力半減だ。
温泉好きなら45度くらいには入って貰いたいし、
熱い湯が苦手なら共同浴場じゃない湯に入ればいいと思うのは我々だけなのだろうか。
とはいえ良い湯には違いなく、サッパリと気持ちの良い湯を堪能してから出た。
下湯の先へ歩いて行ってみると駐車場があった。
我々が停めた場所よりこちらの駐車場の方が近く、丁度3つある共同浴場の真ん中に位置している。

熱い湯に入り損ねた我々、上湯も覗いてみた。

こちらも加水で、手を入れるともっとぬるくてガッカリ。
こうなったら最後の一つも覗きに行こう、と川原湯へ。

ここには、温度が安定してないから別の湯にいくよう、張り紙がしてあった。
触ってみると湯船は温かいのだが、注ぎ口から出ている湯は水のようにぬるかった。
諦めて駐車場へ戻る途中に足湯があった。
この辺りに足湯は沢山あるが、目立たない場所にあり、誰もいなかった。

触ってみると熱かったので入ることにした。
源泉からすぐの掛け流しで、源泉温泉は49度。

さすがに熱々の火傷並みだったが、足をつけてはすぐ上げ、を繰り返し、熱い湯を楽しんだ。
お陰で一気に満足感も高まった。
さて次はどうするか。
まだ時刻は8時半だ。
どこか涼しい湖でボートにでも乗りたいものだ。
足湯に浸かりながらネット検索し、同じ蔵王地区にある長老湖へ行ってみることにした。
出発前にローソンで朝食を買ったのだが、山形でたまに見かけるジュースが売っていて、ラフランスを買って飲んでみたらびっくりする美味しさだった。
甘いが加糖なしのためサッパリしているし、果物の風味が濃縮されていた。

目指す長老湖までは普通に民家もある道だったのだが、所々に熊注意の看板が出ていて驚かされる。
県道13号へ入るとすれ違い注意の狭いくねくねの山道が続き、再び宮城に入って七ヶ宿へ。

街道沿いに宿場町がいくつもあったのだが、7つの宿場で七ヶ宿というようだ。
山間の小さな集落で、田んぼが広がり、道端には花が咲き、爽やかでドライブには最適の気持ちの良い道だった。

宿場の一つに道の駅があり、滝が見下ろせた。

滑津大滝というらしい。

滝壺が浅く、滝まで歩いて降りられるようになっていて、近くにはキャンプ場もあるようだった。
この辺りは蕎麦の里でもあるらしい。
程なく長老湖に到着した。
のは良いのだが、、、
水も景色もあまり綺麗ではなく、、、
何もなく、、、
ボートに乗れるようになっているだけだった。

ここにも熊注意の看板があり、車を停めるとアブどころではないスズメバチらしき大きな蜂が車にとまり、、、外に出ることなく引き返すことにした。

やっぱり五色沼へ行こう。
いつも冬の夕暮れにしか行ったことがないし、前からあそこでボートに乗ってみたかったのだ。
そうと決まれば早速軌道修正だ。
先程のドライブに心地良い国道113号へ戻り、今度はそのまま山形へ抜けた。
この道沿いには大わらじの飾られた鳥居があったり、反対側へ行けば七ヶ宿湖があり、白石か国見にでるようになっている。
街中に再び熊出没中の旗があった。

ぶどう松茸ラインと名のついた街道を南下する。
緑道で気持ち良く、葡萄畑や畑かわ広がる真っ直ぐな道で、まるで北海道を走っているような爽快感が味わえた。


この近くには古墳があるようだ。
キジが2羽、道路をテケテケと走って横切っていった。
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- 2019/08/20(火) 07:17:03|
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この日最初の目的地は御釜だ。
蔵王に行くと決めた時から立ち寄ろうと話していた。
御釜へはロープウェイで行くのかと思っていたのだが、すぐ近くに駐車場もあり、車で行くことができる。
本当は有料道路を通るのだが、まだ朝の6時前。
入り口は無人で、無料で通行することができた。
既にたくさんの車やバイクがいて、我々と入れ違いに見学を終えて去っていく車すらあった。
駐車場に車を停めると、そこはまるで雲の上だった。

真っ白な雲と青い空が混じり合った水色に、優しい陽の光が射す場所は桃色に見えた。
朝陽に照らされた景色も絶景だが、日陰になった雲海もまた美しい。
駐車場から散策路を歩くと雲海の大パノラマが広がっていた。

ネットには、駐車場からすぐの展望台から御釜が見降ろせると書いてあったのだが、案内板も見当たらず、どこが展望台なのかよくわからない。
左右の山の高い場所に向かって散策路があり、向かって左手は登山ルートのように見えた。
もしや、あの山の上に展望台があるのだろうか。

雲の上へ降りるような階段があり、その下に御釜が見えそうだったので行ってみた。


予想通り、雲海の手前に御釜を発見した。

剥き出しの岩肌の所々には緑があり、白い雲海は眩しく輝き、少し陰になった窪みが湖のようになっていた。
この景色は見事だった。
御釜の水の色は光の加減で色が変わって見えるといい、エメラルドグリーンの写真が有名だが、我々が見たこの時には紺色に見えた。
だが、何度も言うようだが、何はともあれアブがすごい。
常に2~3匹、多いと5~6匹に追われ、落ちついて景色を見られたものではなかった。
鶯の囀りは心地良いのだが、それ以上に聞こえてくるのはアブの羽音。
この雲海の絶景よりも、しつこくアブに追われたときの羽音と、数カ所刺されていつまでも痛痒かった記憶の方が鮮明に記憶に残りそうだった。
9月まではアブの季節というから、秋にまた来たいと思う。
雲海のない景色もまた良いだろう。
が、ここも熊注意のため、秋は秋で冬眠前の熊に気をつけねばなるまいし、紅葉の時期はさぞ混み合うのだろう。
この朝の気温は正確にはわからないが、長袖一枚でちょうどだったから20度を下回るくらいだろうか。
分岐点まで引き返してから反対側に歩いてみると、、、
御釜が眼下に見えた。

なんだ、こんなに近くからみることができたのか。
展望台までも目と鼻の先だった。

雲海を堪能した後は、朝風呂に蔵王温泉へ向かう。
これで終わりと思った雲海はまだまだ続き、下山は雲海ドライブとなった。
まるで雲に降りていくようなドライブウェイだった。



蔵王エコーラインは途中で山形県に入り、気づかないうちに雲海の下に出ていた。
草木や土の香りがして、鶯の鳴き声が爽やかに聞こえる。
軽快に走っている間はアブに悩まされる心配はないから、窓を全開にして森林浴を愉しんだ。
気持ち良いことこの上なかった。
少し暖かくなったと思ったら、気温計は22度を指していた。
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- 2019/08/19(月) 17:54:07|
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せっかく山の上で車中泊をしたのだから、朝は日の出前の4時半に起き出した。
身支度を整えていると空が明るさを増してきて、曇った車窓の隙間から雲海が広がっているのが見えた。
こみあげてくる興奮を抑えつつ、車をより景色の良い場所に停め直して外に出た。

朝陽に紅く照らされた大雲海が広がっていた。
初めてみる絶景だった。
雲が金色に縁取られ、

ついに朝陽が雲の上へ顔を出し、

我々のいる展望台を真横から照らしつけた。


目の前の絶景をじっと堪能していたいのだが、とにかくアブがすごくて、コドラは朝から展望台を走り回ってアブを避けていた。
その間にパシャパシャと忙しなく写真を撮っていたから、とても優雅な朝とはいえなかったのだが、、、。
でも良い写真は撮れたと思う。

車を先に進ませると山道の車窓に広がるのもまた雲海だった。

トイレはないがすぐ先にも別の展望台があり、何台かの車が車中泊をしているようだった。
我々も車を停めてみたが、ガードレールがない分こちらからの景色の方がより絶景だった。

朝の空気はひんやりと涼しくて、聞こえてくるのは鶯の囀り、、、
とアブの羽音だった、、、。
絶景なのだがとにかくアブが凄い、、、。
ここには遊歩道があるので登ってみたのだが、熊注意の看板と押し寄せるアブのために写真を数枚撮って引き上げた。

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- 2019/08/19(月) 11:53:30|
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山道を降りるといつのまにか、前に来たことのある高湯温泉に出ていて、安達屋や玉子湯の傍を通っていた。
磐梯吾妻スカイラインを知ったのは冬に玉子湯を訪れた時のことで、
その時は冬季閉鎖中だったから「夏か秋に行ってみたいね」と話していたのだが、なるほどこんなに近かったのか。
山道を降り切るすぐ手前で蕎麦屋の看板を発見し、時間も15時とお昼を大分過ぎていたため入ってみることにした。
胡々里庵。

レトロな雰囲気で落ち着く店構えだった。

色々セットになった蕎麦の定食が人気のようだったがこの日は売り切れていて、
我々は辛味大根そばと天ぷらの乗った冷たいぶっかけ蕎麦を頼んだ。


うん、美味しい。
辛味大根は二種類のつけ汁で頂くようになっていて、一般的なつけ汁と、辛味大根をおろした汁に味噌をとかしたつけ汁とがある。
白くてコシのある喉越し良い蕎麦だった。
蕎麦湯も濃厚で、また近くを通ったら是非寄りたい。
考えてみると、今回の旅で食べた蕎麦は二軒とも外れなしの正解だった。
我々が最後の一組で、店を出ると「蕎麦売り切れ」で営業終了になっていた。
時刻はまだ15時半だったが、毎日売り切れ次第店を閉めるスタイルのようだ。
福島の平地に降りてきてしまったため、真夏に車中泊が出来そうな標高の高い場所へ向かわねばならず、考えた結果、蔵王へ行くことにした。
途中にある飯坂温泉の波来湯へ寄ってみることにした。
飯坂温泉といえば鯖湖湯だが、そことは別の共同浴場だ。

単純温泉だが掛け流しで、熱々の湯に入れそうだったため行ってみた。
入浴料は一人300円で、新しいがこじんまりとした内湯のみ。
湯船は2つあり、45度と、加水した42度。
45度くらいが熱すぎずに入れて丁度良い気もする。
熱めの湯にさっと入って汗を流し、さっと出るのが気持ち良い。
国道4号で国見から東北道に乗った。
国見SAは仮設工事中だったが、食堂は営業していたため、早めの夕食を食べることにした。
喜多方ラーメンと牛タンスタミナ丼。


山には雲がかかり綺麗だったが、山の上は濃霧だろうか。

白石から蔵王エコーラインへ入った。
こちらも冬季には閉鎖になる山の上の道のため、レストランもコンビニすらないのだろうと思ったのが、
山道に入るまでが長く、スキー場や温泉街があり、レストランや洒落たカフェなども沢山あった。
キャンプ場なのか駐車場もあり、車中泊もできそうだった。
この辺りは日没前でも気温は24度と涼しかった。
山道に入ると滝見台という場所があった。
今日の車中泊は蔵王の駒草平という場所で、日暮れ前に着きたかったため一旦通り過ぎたのだが、遠くに雲海が見えたため引き返した。

猿注意の看板があったが遭遇はせず、展望台までは階段を少し降りるだけだった。

滝は向かいの山に見えた。
こちらが三段滝。

で、こちらが不動滝。

見事な展望が広がっていて、滝までは遠いのに滝を流れる水音がよく聞こえたのだが、、、
あれは近くの見えない場所にでもある別の滝の音なのだろうか。
先程見えた雲海は、残念ながら滝見台からは見えなくて、少し先の橋の上から覗いてみると、綺麗な雲海が遠くに見えていた。

道草を食ったおかけで駒草平展望台へ向かう途中で日が暮れた。

ヘアピンカーブを何度もまがり、駒草平へ到着。
まだ少し陽の名残の白い光は届いていたが、月明かりに照らされていて意外に明るかった。

外に出てみると肌寒い。
携帯の電波は届かず、街灯も勿論ない。
綺麗なトイレはあるが噴石災害時の避難建物になっていて、窓は小さく電気もついていなかった。
駐車スペースはどこも坂道で、傾きがある。
夏でも涼しいのは良いが、決して車中泊向きではない。
それでも車は我々入れて5台が停まっていて、天文観測の準備をしている人もいた。
日が完全に暮れると星が綺麗に見えて、遠くの夜景が見下ろせた。
月は益々明るく、そして何より寒かった。
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- 2019/08/16(金) 13:44:29|
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磐梯高原へあがると気温は27度と涼しかった。
高原へ登る坂道の陽射しは眩しくて、真夏を象徴する真っ白な雲がもくもくと湧いていた。
山から流れる川は温泉の成分なのか赤かった。
立ち寄った温泉は中ノ沢温泉のリゾートイン・ボナリというところで、猪苗代の道の駅から20分くらいの場所にあった。
中ノ沢温泉は胃腸に良いことで有名らしいのだが、高血圧や動脈硬化、糖尿病にも効くという。

泉質は硫黄泉の源泉掛け流し。
入浴料は一人600円で、朝は10時からやっていた。
時間のせいか空いていて、ゆっくりと入ることが出来た。
湯は白濁していて硫黄の香りが良く、さっぱりしているのにサラサラで柔らかかった。
汗を流してすっきりしたあとは、温泉施設に貼ってある地図を見て、磐梯吾妻スカイラインを通ることに決めた。
このスカイラインは冬季には閉鎖されるのだが、それとは別に火山活動によりしばらく通行止めになっていた。
一度行きたいと思っていたところだったから残念に思っていたのだが、今年の6月に噴火警戒レベルが1に引き下げられ、
今は夕方17時以降の夜間のみの通行止め。
つまり、昼間は通ることが出来るのだ。
またいつ警戒レベルが上がるかわからないし、行けるチャンスに行こう、ということになった。
このスカイライン、名前の通り空を走っているような開放感があり、展望が良かった。



今まで何だかんだで伊豆スカイラインが一番気持ちの良い道だと思っていたのだが、、、
ここが文句なしの一番だ、と、我々二人の意見が一致した。

最高に気持ち良いドライブを楽しんでいると、青と緑に彩られた道の先に、山肌が剥き出しになった茶色い山が見えてきた。

浄土平だった。

ここには広い駐車場があり、レストハウス、天文台、ビジターセンターがある。
散策路があったため、まずは歩いてみる。

鶯の鳴き声がして、硫黄の匂いが漂い、風が心地良くて空が近い気がした。
遊歩道の先は登山道にも続いているようだった。

やはり温泉の成分なのだろうか、茶色い川が流れていた。

遊歩道から見て駐車場の向こうには火口を見下ろせる小高い山がある。
標高1707mの吾妻小富士だ。
頂上までは階段になっていて、お年寄りや小さな子供でも登っていけるようになっていた。

登り切ると空に出た。

振り向くと、先程まで自分たちのいた駐車場が遥か下に見下ろせて、米粒のように小さくなったディフェンダーが見えた。

火山口の山肌には縦に線が入っているように見えたのたが、噴火の跡だろうか。
山の縁はくるっと一周出来そうだったのだが、何よりの大迫力で、久しぶりに高所恐怖症のコドラが怖いと言い出した。

高いところに行き慣れて自分が高所恐怖症であることを忘れていたが、久しぶりに高くて怖いという感覚が蘇ってきたらしい。
山を降りた後は、眼下に見えるあの道を行くことになる。

日本にこんなに素晴らしい場所があっただなんて驚きだし、写真より実物の方が断然良かった。
駐車場へ戻り、先程山の上から見下ろしていた道を走る。

この道がまた凄かった。
風が強く、ガスが発生しているため止まれないのだが、日本では他に類を見ない景色で、まるで南米にでも来たかのようだ。





季節も良くて、夏であっても標高が高いため涼しいし、夏でからこその色彩の濃い景色が最高だった。
走り抜けた感想は「伊豆スカイラインより断然上の日本一の道」だというもの。
最初のスカイラインだけでも良かったのに、浄土平や吾妻小富士、おまけにこの道が加わったら、もう右に出るものはいない気がする。
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- 2019/08/15(木) 14:51:51|
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